

「そんなものいくらだって買えるわ
あなたの制服はちがうでしょう
全部…あのお母さんが丁寧に丁寧に仕立てたものでしょう
もっと大切にしなきゃ…ダメじゃない
死んじゃったかと思った
死ん…じゃった…かと…思った」
学年に1人しか児童がいないド田舎の小学校で育った運動神経抜群で天真爛漫な美少女・明日小路(あけびこみち)が、田舎の私立の名門中学に入学して友達を少しずつ増やしながら過ごす日常をフェティッシュに。
引き続き夏休み編、クラスメイトの帰省も兼ねて友達4人で東京旅行。オイなんか「ごちうさ」みてーになってんぞw
前巻に続き東京で同級生たち(ふだんは寮生)の実家を泊まり歩き旅。今巻はお嬢な美少女・木崎さんの実家ですわ。
ご近所の公園を散歩中、風がさらった木崎さんの胸のリボンを追って、小路さんは反射的に追いかけて川に飛び込んでしまいましたわ!幼少期から川の危険性を親に躾けられた木崎さん、思わず小路さんを泣きながらぶってしまいましたわ!
楽しい旅行がなんかちょっと気まずい感じになってしまいましたの。
夏休み東京旅行の完結巻。前巻に続いてお泊り先の友達のコンプレックスや悩みを掘り下げる構成。木崎さんは音楽家の父親のもと、ピアニストの道をドロップアウトした過去が。
こう、父親との関係性にクローズアップする話が続くのは、なにか作者が託したいものがあるんでしょうか。
紆余曲折あれどこの作品らしい大団円の優しい結末ですわ。
なんかちょっと偉そうですけど、1巻の頃と比べると「物語」を描くようになったなーこの漫画。
aqm.hatenablog.jp