#AQM

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#異世界美少女受肉おじさんと 1~2巻 評論(ネタバレ注意)

『異世界のとある森にて』

「(…姿に騙されてはいけない 中身はアラサーのおっさんだ
  いつもどおり接すれば大丈夫…)」

「(平常心…平常心だ
  そう 身体は女になったかもしれんが俺はノーマルそのもの)」

「(俺は決してこいつと男女の関係になりたいわけではない!)」

「(俺が男を好きになることなんてありえない!)」

『この2人の反応でなんとなく察しがつくとは思いますが
 この漫画はおっさんと元おっさんのラブコメです』

なぜかAmazonの商品ページが紙書籍と電子書籍で分かれてまして、てっきり電子書籍化待ちだと勘違いしてました。2巻まで電子書籍化されてた。

幼なじみ以来の腐れ縁で社会人になってもつるんでいる、完璧超人で女性不信の神宮寺司、普通人間の橘日向、2人とも32歳、リーマン。

合コンの帰り道、泥酔して公園で「美少女に生まれ変わりたい」とクダを巻く橘、「お前をさっさと家に送り届けたい」と介抱する神宮寺の前に、女神が顕現。

2人が口走った願いを雑に勝手に叶えた結果、2人はおかしなスキルを貸与された上でファンタジー風異世界に転送される。神宮寺には超人的な戦闘能力と「橘の部屋へのどこでもドア」、橘には「魅了」スキル付きの絶世の美少女の姿が与えられていた…

という、「SA07」の作者の原作による異世界転移+TSラブコメ。

自分あんまTS好きの素養がないので「ラブコメかコレ?」と思わないでもないですが、作者がラブコメっつってるから仕方がない。

フザけた設定に間の抜けた会話芸のコメディ色の強い異世界もの。

ネームがもう、あコレ「SA07」の作者だわ〜多分ネームまでやってるわ〜という、ちょっとコメディものの舞台演劇を彷彿とさせるナンセンスで独特の間。

異世界ファンタジーとしては「このすば」的な方面にだいぶ肩の力が抜けてる部類で、話としては迷走してるというより最初っから迷走しようと思ってやってるようなところ、冗長というよりはダラダラしてるところが持ち味みたいな感じがあります。

読む方も肩の力を抜いて読みましょう。

 

 

aqm.hatenablog.jp

 

(選書参考)

2020年上半期に読んで面白かった漫画 34選 - AQM

おー、SA07入ってる。この人のサイコミでやってる異世界美少女受肉おじさんも面白い。

2020/06/30 01:54

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