「こ これを全部…お金にしてください…!」
「子どもだけじゃ買い取りできないよ」
「いらないカードを売ったお金で
欲しいカードを買おうとしたのか…」
「一嵩くんが兄貴ってことにすれば買い取ってあげてもいいよ」
「あの!おおおお願いします!今日だけ私のお兄ちゃんてことで…!」
「…わかった じゃあ兄として言おう
このカードは売ったらダメだ」
すごくいいエピソードに、すごくいい表情だ。
こういうのに弱ぇんだよな。
風紀委員的な真面目女子として男子に恐れられる姫乃ちゃんは小学5年生。隣の席のオージくんを好きになるも、彼はまだまだ子どもで恋愛のれの字も女心のおの字も読めなかった。
ツンデレながら健気に高木さんの10倍積極的にオージくんにあれこれアピールするも、オージくんが西片の100倍鈍感な子どもなので全然伝わらない、「○○さんは××」系の甘酸っぱい隣の席すれ違いラブコメ。
新潮社のWEBコミックにも関わらず、マセガキとバカガキのチグハグな片想いの恋をNHKでアニメ化できそうなぐらいの健全展開で。
は〜、「クマ撃ちの女」の直後に読むとすげー癒されるというかギャップで頭おかしくなりそう。
朴念仁なオージくん相手のオマセな恋が空ぶることが多い姫乃ちゃんですけど、今巻は誕生日パーティやら自転車デートやら林間学校やら、報われるシーンが多くて幸せそうでなによりです。「ふたりの秘密ね?」のシーンの入魂のキュートさ。
「一生残った」ってまた、意味深なw
オージくんの兄貴の陰キャ非モテ系の一嵩が、「げんしけん」の斑目というか「かぐや様」の石上というか、「Our Guy」って感じで面白くなってきましたねw
aqm.hatenablog.jp