#AQM

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#彼女、お借りします 17巻 評論(ネタバレ注意)

「あの子が幸せになれなきゃ
 この世は"嘘"だって思うから

 たとえ"恋人"でなくなっても
 一生支えていきたい

 俺にとって彼女は…そんな人です」

平凡な大学生・和也が利用したエロなしデート援交サービスの「レンタル彼女」の美少女・千鶴は、同じ大学でついでにアパートの隣の部屋の三つ編みメガネ地味子さんだった。レンタルなのは秘密なのに周囲の友人や元カノ、果ては双方のばーちゃんにまで紹介してしまい引っ込みつかずにさあ大変ラブコメ。基本的に和也と千鶴は「『彼氏彼女』の皮を被ったビジネス」の皮を被った両想い。

ここ数巻は、優柔不断クズだった主人公が覚醒、女優を目指す千鶴のためにクラファンで資金集めて映画制作に向けて奔走。前巻でついにクランクアップ。後は千鶴のばーちゃんに映画を観せてあげるだけ!というところ。

話の縦軸は完全に千鶴との映画製作話なんですけど、ハーレムラブコメ要素としてこの巻でも瑠夏が孤軍奮闘してる話が挿入されてる感じがして、なんだか攻殻機動隊の「SAC」のコンプレックスエピソードとスタンドアロンエピソードを思い出すコレ。

孤軍奮闘というか、麻美にしろ墨ちゃんにしろ八重樫にしろ、読者感情はともかく恋愛要素として戦力外すぎるw

千鶴との本筋がそれなりにドラマティックで分厚すぎる中、瑠夏は単発エピソードでの健気さでアピールするんですけど、本筋側としては瑠夏のエピソードがノイズになりかねない結構ギリギリというか、当の瑠夏はともかくとして、むしろ和也にしろ千鶴にしろ「お前らが素直になんなくてウダウダモタモタやってっからめっちゃいい子なのに瑠夏ちゃんが空回りさせられてんじゃねーか!バカッ!バカーッ!!」ってなりますね。

めっちゃハマってるやん俺。

まじどーすんのこの子。「この子さえいなければ」みたいなりかかってるけど。

あと前々巻ぐらいから目につくようになった気がしますけど、ヒロインの見せ場で見開き多用するようになったね。「見開き回数一番多いヒロインが優勝」みたいなっててちょっと面白いw

 

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