

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 インサートエピソード 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後 エンディング」。扉絵入れて17ページ。
他の号はこちらから。
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以下、余談のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。
(余談)
先日、はてなブログに「はてなブログ タグ」という機能が実装されたんですけど、クリックしたら昔(はてなキーワード時代)の見たことない記事とか出てきて結構面白いです。
d.hatena.ne.jp
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見本画像
(扉絵)
扉絵の前ページ、GTM立体化プロジェクト第2弾、ダッカスのレジンキットの紹介。
扉絵、momoko?のFSSコラボ第2弾があんのかな? シャルデファーの休日バージョンのダイ・グとクリスティンのmomokoドールっぽい後ろ姿のシルエット。
(本編)
3037、ボォス、シャルデファーに戻ってきたラキシスたち。礼と別れを告げるみじんこさん、あらためて臣下の礼をとるマドラ、マウザー、エフィー、ボー。マウザーはカリギュラ幹部の素性を明かす。みんなでキャンプへ。
フロートテンプルに帰還したジョーカーとポーターは天照に次第を報告。天照はラキシスの発言に引っ掛かりを覚えたようだ。
謎の白と黒の光は未来にミラージュ騎士となったレディ・スペクターとヴィクトリーだった。事の顛末を見届け、"Fファティマ"マーター・マーターが操るウィルの2番艦で元いた時空のフォーチュンへ帰っていく。タワーは出番がなくて欲求不満のようだ。
「マグダルのエピソード、次号開始! P.168のプレゼントもお見逃しなく!」
(ニュータイプ2020年11月号より)
(所感)
当初、シャルデファーの野原でラキシス一行にマウザー一行が接触したのは、去年の8月号のことでした。
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それから16ヶ月、うち2ヶ月分は設定資料回だったので差っ引くと14ヶ月分に渡るショウメ争奪戦がようやく完結。作者も読者もお疲れ様でした。
公開前だった「天気の子」が上映完了してとっくにBD/DVDまで出たわw
みじんこさん。
しばらくポーター預かりになるんでしたっけ? タワーになるためには最終的にモラード&フンフトにバトンタッチされる必要がありますが、裏でポーターとモラードの親子対面のシーンがあったりするんですかね。
モラードは神になってしまった我が子に何を思うか。「こいつと比べたら重合人間化するぐらい普通だわ…」ってなりそうw
あ、違うか。生命の水はもうフンフトに渡ってるから、ショウメがモラードに会う必要はもうないのか?
ラキシス。
予告通り藍色ラキシス時の体験の記憶が飛んでしまったようです。例の発言を自分がしたことも忘れてそうですけど、波風は立っちゃった模様ですが本人がそれを忘れちゃって「寝言で離婚願望を言っちゃったのを夫に聞かれた妻」みたいなことになってますけど、この先大丈夫なんでしょうかw
次回に藍色髪になったときに記憶が蘇ったりするのかな?
マドラ。
「もう騎士相手に剣を取ることはない」そうなん? GTMで戦闘に参加するのは「剣を取る」に含まれる? 含まれない?
マドラの戦闘シーンはあれで見納めかもしんないね。
マウザー。
「姿と記憶」って、まずアンタさ、前んときと今とで姿ちがうじゃん? どっちのこと言ってんのwww あのフザけたクルクルひげのおっさんの姿はなんなんだよwww
「こうなった以上」って、今んとこお前が勝手に言ってるだけやで。
そういう正体らしいですけど、旧名「ハイブレン」つったっけ? あの騎士を制御できる能力は継いでないんですかね? つっても総帝直系クラスのボスやんが、血が"濃い"カイエンの動きをようやく制限できるぐらいなので、現代の騎士相手には役に立たないか。
「人類へのあこがれ」とか言われると「早く人間になりたーい」の妖怪人間の人たちみたいですね。
エフィーとボー。
地味にファンが増えていたので生還してよかったね。愛称もようやく決まったようで、ダブルでおめでとう。
この2人は正式なミラージュ騎士扱いになるのか、手下のミミバ族的な位置づけになるのか、どっちなんでしょう。氏名しか明らかになってない正体不明のミラージュ騎士枠があと4〜5枠あったように記憶してますが。
ツバンツヒ。
漁協とモメんな。
ちなみに日本では量の問題じゃなく基本的に違法なので真似しちゃダメですよ。
ja.wikipedia.org
ミラージュの派閥。
この場だとツバンツヒだけが天照派か。
もともと右と左に分かれてて、かつ左は天照が恐怖で支配してただけなファナティックな連中が多かったので、あんまそんな変わんなくね?という気もする。
【明らかなラキ派】
マドラ、マウザー一味、(ベルベット)、(シャフト)
【明らかな天照派】
ログナー、アイシャ、ツバンツヒ、女子高生ミラージュたち、
【たぶん天照派】
その他ほとんどのミラージュ騎士たち
キュキィ、ブラフォード、あとヨーンあたりは「アイシャ派」というイメージですけど。
入団後の姿が描かれてない騎士はよくわかんないよね。
普通に考えたら天照とラキが並んでいる状態、カラミティ星の爆発までは派閥が分かれてても特に支障ないように思いますが、ラキが漂流してしまった後に顕在化するのかな? カリギュラーズは長命なのでその頃も生きてる可能性が高く、ラキがいなくなったらミラージュから離脱しそう感ある。
普通に考えなかった場合、今回のラキの「神々への抵抗」含みで天照派とラキ派の暗闘でしょうか? マウザーがディヨーグンとダスニカを栽培してるやつとかキナ臭いですよね。あれたぶん天照の意向関係なく続けるし、ヴュラードの死の引き金になりそうっぽいし。
【「神々への抵抗」を口にした人たち】
ダイアモンド・ニュー、ボスヤスフォート、ラキシス、
歴代の詩女はどうなんだろうか。
オージェ。
幼少期の斑鳩っぽく見えますけど、オージェですね。
白と黒の光の正体。
お、おう。という感じ。あんま情報も思い入れもない人たちなので。最終的になんでも仲間になるネ! 悪い奴はだいたいトモダチ! ぐらい。おっさんデカすぎるけどGTM乗れんのかお前。
傷のつき方がまるで聖痕で「チェンソーマン 」だったら一考察したいところですけど、今回はあんま関係ないかな。
ザ・ウィル・スペンサード。
「シャルデファー上空」というのはそういう意味だったのね、という反面、まあより発達した技術でしっかりコンシールされてたんでしょうけど、鉄火場のボォスの大気圏にこんなん現れて、発覚したらいい迷惑なw
積載装備の細かいところは割愛しますけど「β型」「J型も改修」「(流れ星の忘れ物)」 is 何。
全体的にオーバーキル気味というか、クリアしたRPGのレベルMAXまで上げた感というか、「もうラスボスも倒した後なのにそんな最強装備でいったい誰と戦うつもりなんですか」という感じ。
マーター・マーター。
ちゃあだねえ。ちゃあのルックスと性格にクローム・バランシェの能力ぶち込むって混ぜるな危険もいいとこだな。
「ひと目お会いしたかった」 やめておけ、タワー並のアホやぞ。
タワー。
たいけつができればなんでもよかったらしい。おやつだいのるーるちゃんとまもってえらい。ぽーたーのばばーにはぐぎんごげんにまけるらしい。そういうちからかんけいだったっけ? もうだれがだれよりつよいのかわからん、ぜんぜんわからん。
「ごぎんぐげん」ってそんなキャラいたっけ?って真面目に5分ぐらい考え込んでしまった。
あと「猫目」だなコイツ。ナニ混ぜて作ったんだよ。
ジュラスターン。
旧名「LEDミラージュ2」でしたっけか。デザイン見たかったけど、スタント遊星戦の楽しみにとっておきましょう。
ミルクドロメダ超銀河。
アンドロメダと…うちの銀河かよ! 長生きすればフォーチュンが見られるかもしれない。
結局、去年の8月号から状況の何が変わったかというと、みじんこがラキから離れ、マウザー一行がラキに忠誠を誓い、天照のラキを見る目が少し変わった、ぐらいでしょうか。
もともと未来回想が多い作品とは言え、
クローソーの章 → アドラー4071
アトロポスの章 → デルタベルン4100
シバレース → L.L.L.
と、大エピソードの締めに未来に飛ぶ(そして年表上の重要なイベントの詳細を開示する)話は多く、ある意味定番の展開。
今回は飛んだ先がフォーチュン以降ということで、(「シバレース」冒頭の「ビルトの右脚 ジュノー18097」、モンドとバナロッテのエピソードを除いて)もっとも未来に飛んだことになります。
なにかこう、作者が作品の畳み方を「コレとコレとコレとコレのエピソードを何年かけて何冊かけて終わらせる」と計画して、そこから逆算して構成して「描いておかねばならない!出すならここしかない!」と配置された設定・キャラ・エピソードだったような印象があります。
これ以上先の未来が描かれることはたぶんもうないでしょうし、今回出てきた星団暦外のキャラクターたちを作中で目にすることは二度とないんじゃないかと、そんな気がします。
さて、次巻から新章、17巻相当ですね。ばいんだーとかのじゅんびはできてるでしかおまいら。
マグダル編とのことですが、女の子がひどい目に遭う話あんまり、というか全然好きじゃないので、どうかお手柔らかにお願いしたい。