「お前も年とったなぁ。
もう十歳やろ。」
「(十一だ)」
「私が大学行ってる間に…
寿命とか来そうやな。普通に。 …」
「(… そうだな。)」
「ちょっと泣きそうやわ。」
「(完全に泣いてるけどな。)」
読切「ラスト・さんぽ」が好評で、第一話「お別れ」にリネームして連載化。単行本化されるのをずっと待ってました。
関西弁のヘタレまぬけ女子・りえ子と柴犬のポン太のコメディ寄りのお散歩日常漫画。
りえ子・小2〜大2、ポン太・0歳〜12歳の散歩の思い出をランダムに。
第一話が第一話なので、第一印象でどうしてもりえ子とポン太のお別れを想起してセンチな気持ちになってしまいますが、第二話以降は普通にまぬけな日常もの。
めっちゃ普通に真剣に犬に話しかけるりえ子、人語を理解してモノローグでツッコミを入れるポン太。
一方通行な意思の疎通が生み出すコミュニケーションギャップの可笑しさ、ということになろうかと思いますけど、あんま難しいこと考えずに「んふふっ…」って不気味な笑いを漏らしながら読む漫画。
登場人物がとても少ない漫画なのでネタ考えるの大変だと思いますけど、30巻ぐらいイッキ読みとかしたい、いつまでも読んでいたい日常もの。
柴犬好きな方はぜひ。