女子中学生・三條一里はブラジル・マフィアの現ボスの落とし胤だったが、本人はそのことを知らず、組織の末端構成員の夫婦に日本で育てられた。
組織構成員B・Jは組織の跡目争いに一里を参加させるべく、育ての両親を誘拐。
同じ頃、カポエイラ(カポエラ)と出会い夢中になった一里は、両親を人質にとったB・Jの脅迫と指示により、カポエイラの腕を磨き実戦を重ねていく。
カポエイラの夜の練習場のアスレチックを6巻以来の敵、半グレ組織「悪軍連合」に襲撃され、一里組vs悪軍連合の全面対決。さらに悪軍連合の下克上も重なり、三つ巴のバトル合戦。
表紙の2人、フルコン空手vs伝統派空手に始まり、
柔道vsサンボ、
カポエイラvsボクシング、
と異種格闘技戦祭りだワッショイ状態に。もう一冊の間ずーっとなんやかんや全編出し惜しみなしのバトルしっぱなしw
あのあれ、同時多発タイマン進行がワンピース的ですよね。ゾロやサンジの見せ場的な。
一里の仲間にスポットが当たる分、この作品にしては珍しくカポエイラ色が異様に薄い展開。一里のリベンジに向けた一旦つなぎの巻というか。
悪軍連合ラスボスの悪軍鉄馬の髪型といい咥えタバコといい天然強者スタイルといい、「ろくでなしブルース」の葛西を思い出すね。
早よ一里との本格的な対戦見たいわ。
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