#AQM

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#てんぷる 4巻 評論(ネタバレ注意)

代々の女好きの家系に嫌気がさし、女っ気を避け勉強とバイトに明け暮れて生きる大学生・赤神。

バイトの帰り道に出会った女子高生・結月に寝ても覚めても忘れられないほど一目惚れした赤神は、女人禁制の仏寺で煩悩を祓うために修行しようと休学と出家を決意。

紹介されて門を叩いた寺は、結月たち3姉妹をはじめ美少女6人が暮らす、男子禁制の尼寺だった。

「ぐらんぶる」の作者の二毛作。バカコメの匠がハーレムラブコメを描くと予想の斜め上のすごいバカな漫画になりました。バカラブコメと寺を舞台にした色欲・煩悩と解脱というテーマがエッジが効いて好相性。

結月のヒロイン像が「責任感が強く健気で天然で脳筋で怪力」という、どこからどう萌えたらいいのか、まだよくわからないw

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「てんぷる」4巻より(吉岡公威/講談社)

今巻は、賑やかな日常回を交えつつも、後継者不在と資金難で廃寺の危機を迎える三日月寺を背負って立ちたい長女・結月が孤軍奮闘。

基本的にテンション高く頭の悪い一つ屋根の下ハーレムバカ微エロラブコメを楽しく読ませたい漫画だと思うんですけど、結月が思いのほか健気にシリアスに重いものを背負っていて、楽しいやら可愛いやら結月は応援したいやらで読んでるこっちの感情も忙しい。

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「てんぷる」4巻より(吉岡公威/講談社)

雨降って地固まる良い話でラブコメ的にもファミリーもの的にも良いエピソード、ギャグコメ的にも楽しいエピソードだったんですけど、よく考えたら今巻、得度修行も資金難の解決も全然進んでねえな、という。

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「てんぷる」4巻より(吉岡公威/講談社)

厳しいw

 

てんぷる(4) (コミックDAYSコミックス)

てんぷる(4) (コミックDAYSコミックス)

  • 作者:吉岡公威
  • 発売日: 2020/11/20
  • メディア: Kindle版

 

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