AQM

さみだれや 読んだ漫画と ウマ娘

#薬屋のひとりごと 7巻 評論(ネタバレ注意)

なろう小説のコミカライズ。古代中国の華やかな後宮を舞台に美女ありイケメンありミステリーあり。

人攫いに後宮の下女として売り飛ばされた薬師で毒マニアの少女・猫猫(マオマオ)が、謎のイケメン高官・壬氏(じんし)の引き合いもあって上級寵妃のお付きの下女として、華やかな後宮内で起こる難事件を薬と毒の知識と花街出身の度胸で解決する時代ものの探偵もの。ちょっとラブコメも有り。

ガンガンとサンデーGXでそれぞれ同時にコミカライズされていて、サンデー版も出来物だと聞きますが、間違って読んでない方の続巻を買ってしまわないように気をつけましょう。

前巻で、事故を装ったっぽい、壬氏の命を狙う事件を怪我を負いながらもすんでのところで阻止した猫猫。今巻はその謎解き編かなと思ってたんですけど、仕組まれた事故のからくりは判明したものの、犯人は行方不明で動機や目的も不明、と「続きはWEBで!」みたいな感じに。

その他、蘇りの妙薬をめぐる薬師対決!? 玉葉妃の懐妊!? 新たな妃・楼蘭妃の入宮、壬氏の正体チラ見せ、妓楼での猫猫の姉貴分・白鈴の恋のキューピット役、青い薔薇を探す壬氏の依頼、天敵の実の父親・羅漢との将棋対決など、多事多難。

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「薬屋のひとりごと」7巻より(日向夏/ねこクラゲ/七緒一綺/しのとうこ/スクウェア・エニックス)

伏線ばらまき巻というか、どれもこれも気にはなるものの先行きは見えずでつまみ食いしてる感じ。

この作者のことなので収束したり絡みあったりという興味深い展開が待っているだろうとは思うんですが、ノベライズに比べて進行に時間がかかるコミカライズ、ストーリー的にはこの巻単体でそれほど面白いものではありません。後の巻のカタルシスのための「溜めの巻」というか、「途中の巻」というか。

壬氏と猫猫の変人対決のコメディ描写をエンタメ要素に差し出して引っ張ってる感じはします。

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「薬屋のひとりごと」7巻より(日向夏/ねこクラゲ/七緒一綺/しのとうこ/スクウェア・エニックス)

ある程度の冊数をまとめて読む方が楽しめる漫画かなー、とも思ったんですが、前巻のあの続きが気になるのもそうなんですけど、猫猫の理屈くさい思索が横軸として面白いので、我慢できずに読んでしまいましたw

 

 

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