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#姫様“拷問”の時間です 1~5巻 評論(ネタバレ注意)

一言に「共感能力」と言っても、人によって得手、不得手があると思うんです。

自分は全体的には共感能力が割りと低い人間で、他人の幸福にも不幸にもあんまり共感しないというか、まあ幸も不幸も他人事なんでアレなんですけど、

漫画とか読んでても登場人物が拷問される描写がたまにあるじゃないですか。アレはいけません。

不便なことに「拷問を受ける人」に対する共感能力だけは異常に高くて、もう全然ダメです。どんなに誰が薦めようが、拷問の描写がある漫画だけは読みません。


乗り遅れた言い訳というか、「俺の方が先に面白さ知ってたし」というマウンティングみたいでアレなんですけど、読んでなくてもこの漫画が面白いのは最初っから知ってたんですよ。いや本当に。

この原作者の春原ロビンソンは、前作は講談社で「佐伯さんは眠ってる」という、

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可愛い女の子があの手この手で居眠りするだけの、すごくくだらなくてすごく可愛くてすごく面白い漫画を描いてました。まじ知ってたし。

なんで「姫様“拷問”の時間です」もそのうち読もうとは思っていたんですけど、もうタイトルの「拷問」の字を見るだけで苦手で、「万が一、ガチの拷問の描写があったらどうしよう」と二の足を踏んでいたんですが、巻数も5巻と、これ以上はそろそろイッキ読みが億劫なボリュームになってしまうことと、

敬愛する漫画家の幸村誠が新刊の感想をツイートしてたので、意を決して読みました。残酷な描写の有無のリトマス紙としては、あんまり適切な推薦者じゃなかったかもしれませんが、はー、面白かった。

 

国王軍と魔王軍が衝突する世界。国王軍の王女にして第三騎士団の団長・姫は、意思を持つ聖剣エクス(ツッコミ役)と共に魔王軍に囚われの身となった。

戦局を有利に導くべく、魔王軍はあらゆる手を使って敵の幹部である姫から秘密の情報を引き出そうとする…


という、ファンタジー世界を舞台にしたコメディ漫画。もうこれグルメ漫画にもジャンル付けしてもいんじゃねえかなコレ。

こうなって、

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「姫様“拷問”の時間です」5巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

こうなって、

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「姫様“拷問”の時間です」5巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

こうなって、

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「姫様“拷問”の時間です」5巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

こうなって、

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「姫様“拷問”の時間です」5巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

こうなります。

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「姫様“拷問”の時間です」5巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

あとはもうこの黄金のワンパターンの手を変え品を変えの繰り返し。

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「姫様“拷問”の時間です」5巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

牧歌的で微笑ましい馴れ合いの世界。登場人物が全員ポンコツです。

 

くだらないワンパターンの繰り返しでも、それが可愛く面白い黄金のワンパターンであるならば、バリエーションを増やして無限に繰り返せばよい!誰も困らない!

 

という、春原ロビンソンの得意パターン。いやすいません、前作と今作しかまだ読んでないですけど。

最近だと「極主婦道」とか「カワイスギクライシス」とかもコレ系ですかね。

 

やー、やっぱ面白かったわ。もっと早くから読めばよかった。

つーか、作画もめちゃくちゃ可愛くて良いんですけど、毎回毎回どっから連れてくるんだよこんな当たり作画w

  

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