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さみだれや 読んだ漫画と ウマ娘

#2.5次元の誘惑 8巻 評論(ネタバレ注意)

先輩たちが卒業し、高校の一人漫画研究部として日々部室で二次オタ活動に勤しむ奥村(高2♂)。

学校が新入生を迎えたある日、漫画研究部のドアを叩く一人の新入生がいた。奥村と同じく古の名作「アシュフォード戦記」「リリエル外伝」とそのヒロイン「リリエル」をこよなく愛する彼女・天乃リリサは、キャラ愛が高じて高校生になったらコスプレイヤーになることを夢見ていた。

で始まるコスプレ青春もの。

新進コスプレイヤーとして頭角を現したリリサ。同年代のコスプレ仲間も集まり、いざ、コミケ夏の陣!

主人公たちが心酔する過去と現在の2作の漫画の作者で、かつ新メンバー・アリアの生き別れの父である漫画家・日枯へのコスプレを通じたメッセージが届き、夏コミ2日目、日枯は夏コミ会場に駆けつける。アリアと日枯の親子の再会のセッティングの間、日枯を引き止めておくことを頼まれた奥村は…

という今巻。

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「2.5次元の誘惑」8巻より(橋本悠/集英社)

他、新たなコスプレ四天王の初登場、夏コミ3日目のコスプレデート、漫画研究部(コスプレ部)夏合宿へなどありますけど、今巻はもう日枯関連に尽きる。

生き別れになった娘・アリアとの再会、そしてその前段の奥村との対峙。

自分はこの第58話「主人公の物語」をWEB連載で初見で見てこの作品を読み始めたので、単行本で追いつけて感無量です。今巻は表紙にも満を持して奥村が登場。

漫画家と読者、作品を挟んで向かい合う両者の関係についてとても大事なことが語られます。

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「2.5次元の誘惑」8巻より(橋本悠/集英社)

読んでいて、言葉が浮かんでは消えます。

言葉で補おうとすると、読者はこうあるべきだとか、漫画家はこう振る舞うべきだとか、漫画の感想は読者一人一人のものだとか、そういう話に接続されてしまいがちなんですけど、そうじゃねんだよなコレ。そういうことが言いたいんじゃねんだよ。

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「2.5次元の誘惑」8巻より(橋本悠/集英社)

もっとこう大きいもの。誰かを批判するための物語じゃなくて、愛なんだよ愛。

もう漫画好きの漫画読者として「描いてくれてありがとう」という感じ。

 

 あと話変わるけど、ののぴがマスコット的にいちいち可愛いすぎるw

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「2.5次元の誘惑」8巻より(橋本悠/集英社)

 

 

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