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#かがみの孤城 3巻 評論(ネタバレ注意)

中学一年生の"こころ"は、中学入学と同時に始まったいじめで登校拒否になりカウンセリングスクールにも行けずに部屋で引き篭もっていた。

ある日、自室の鏡が光を放ち、こころは鏡の中の世界に引きずり込まれる。そこには西洋風の城が建っていて、狼の面を被った少女「オオカミさま」が7人の登校拒否の中学生を集めていた。

オオカミさまは7人の中学生たちに宝探し競争をさせたい意向だったが、中学生たちはマイペースにゲームをしたり談笑して過ごすのだった…

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「かがみの孤城」3巻より(辻村深月/武富智/集英社)

法事の都合で制服で城に現れたアキの制服姿がきっかけで、城に集められた中学生7人全員が雪科第五中学に通うはずだった子どもたちだと発覚。クリスマスを一緒に過ごしたことをきっかけに親睦が深まった7人は、新学期の1月10日、1日だけみんなで登校しよう、と話し合う。しかし…

一方、ヒロイン・こころの家では、担任・伊田の家庭訪問をきっかけに母親がこころに起こった出来事への理解を深め、一緒に戦うことを決意する。

「最低の料理人が最低の人間であるとは限らないが、最低の教師は最低の人間だ」(うろ覚え)とは田中芳樹の作中の言葉でしたか。

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「かがみの孤城」3巻より(辻村深月/武富智/集英社)

なかなかひどいですね。

7人のそれぞれはパラレルワールドから城に来たか、それとも時代が違うのかまだ判然としませんね。ゲームや関係者の記憶を見る限り「時代が違うだけ」とも思い難く、やっぱパラレルワールドかなこれ。

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「かがみの孤城」3巻より(辻村深月/武富智/集英社)

オオカミさまがこの7人を集めた動機、この城はなんのためにあるのかなど、核心については全然わからないまま、1年の約束の10ヶ月が過ぎてしまいました。普通にペース配分したら次巻で完結ってとこですけど、予告を見る限りもう1冊ぐらい完結は向こうになりそう。

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「かがみの孤城」3巻より(辻村深月/武富智/集英社)

あえて原作を読まずに楽しみに待ってますが、そもそもこの作品をヤンジャンがコミカライズした動機も今んとこまだ不明やね。

どう終わるのがいいんだろうか、この作品。「のび太の宇宙開拓史」的な感じかしらん。

 

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