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#ゴールデンカムイ 25巻 評論(ネタバレ注意)

明治40年前後の北海道が舞台。日露戦争の二〇三高地で超人的な活躍をして「不死身の杉元」と呼ばれたけど上官半殺しにしてクビになった元軍人とアイヌの少女・アシリパのコンビを主人公に、網走監獄の囚人たちの刺青に刻まれたアイヌの隠し大金塊の地図を巡る血生臭い冒険もの。

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「ゴールデンカムイ」25巻より(野田サトル/集英社)

金塊を争う勢力は

①土方歳三一派
②鶴見中尉一派
③杉元・アシリパ一派
④海賊房太郎一派
⑤ソフィア一派

ですが、同盟などで段々と二極化に近づいていて、最終決戦・完結も遠くなさそうな塩梅です。これ的なこと毎回言ってんな。

札幌で活動する2人の無差別殺人者(うち一人は刺青持ち)を巡って全ての勢力が札幌に集結。

ジャック・ザ・リッパーの次の犯行地点予想と刺青の真贋を巡って高度な情報戦が交わされる中、アシリパはこの争いが終わった後のことを考え始めていた…

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「ゴールデンカムイ」25巻より(野田サトル/集英社)

そして札幌で火花を散らす、不死身の杉元vs老・土方歳三。

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「ゴールデンカムイ」25巻より(野田サトル/集英社)

&不死身の杉元vs老・永倉新八。

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「ゴールデンカムイ」25巻より(野田サトル/集英社)

石川啄木が良い活躍をしましたね。本当にバッタになればいいのに。

次巻、札幌麦酒工場を舞台に全勢力が入り乱れるバトルが本格化する予感。まだ最終戦って感じではないですね。その前哨戦というところ。

北海道の自然に始まり、争奪戦の頭脳戦にアクションに、無殺別殺人者の追跡に、過去の因縁に、と今巻もスリリングに読み応えのある巻でした。

そういえば札幌が舞台の中心ということもあり、今巻は珍しくジビエグルメがなかったような?

珍しくというか、初めてかな?

 

 

 

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