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あ、今日読んだ漫画

#さよなら私のクラマー 14巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

高校の弱小女子サッカー部に集った才能たち、というスポーツもの定番ストーリー。

大会と大会の幕間というか、再起・合宿回。次に目指すは冬の選手権大会ということで、夏の終わりから予選開始。

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「さよなら私のクラマー」14巻より(新川直司/講談社)

前巻の感想で、

次巻は楽しい楽しい大躍進回でしょうか。楽しみ。

と書いたんですが、なんと今巻で完結してしまいました。

ネットを見てると結構みんなガッカリしてますね。

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「さよなら私のクラマー」14巻より(新川直司/講談社)

サッカーを「よくわかってる」「よく知ってる」プレイ描写と、視座が高くスケールの大きいサッカー観、エモーショナルな感情描写、非常に密度の高い進行でじっくり楽しませてくれて、それだけに話が進むのもじっくりで「ああ、この作者は半生をかけてこの作品でJドリームも俺フィーもキャプ翼さえも超えて、『歴代最高のサッカー漫画を描いた漫画家』になるんだろう」と自分も期待していました。

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「さよなら私のクラマー」14巻より(新川直司/講談社)

Amazonのレビューでどなたかが書いていましたが、「スラムダンク」でいうと神奈川県予選で全国への切符を賭けた綾南戦が始まるところで「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドで終わった感じです。

自分は常々、漫画作品が長大化する傾向に疑問ですし、漫画家が一作品に半生をかけないことを批判できる人間なんか誰もいないと思ってる人間のつもりでしたが、それでも「ここで終わるかー…」と拍子抜けというか、消化不良感は拭えません。

14冊も読んだのに、読み足りねー。

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「さよなら私のクラマー」14巻より(新川直司/講談社)

綺麗にまとまっていて、悪くない終わり方です。良作と言って差し支えない完結です。

ですが、めちゃくちゃ言いますけど、自分はあと30年は、この漫画を読んでいたかったです。

「スラムダンク」は読み足りなさも手伝って伝説の作品になりましたが、この作品は10年後、20年後にどう語られているでしょうか。

この作品を終わらせてまで描きたい次の作品がどんな漫画なのか、楽しみにしてますよ、ええ。

 

 

 

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