母親を亡くし父親は刑務所、中卒で工場で働く主人公。3つ下のブラコン妹の公立高の受験失敗と職場での学歴コンプレックスがきっかけで、妹と一緒に通信制高校に通うことに。
事情を抱えたヒロイン、親の勧める名門校を蹴って通信制高校に。
2人は惹かれあいつつ、いろんな同級生たちとの交流を通じて、卑屈だった自分と向き合って少しずつ成長していく青春恋愛もの。
序盤の2巻で女の子が陰湿な性暴力の被害に遭うシーンがあるので、そういうシーンを観ると気分が落ち込む人等はこの作品は読まない方が良いです。
主人公たち兄妹の父親が出所、紆余曲折ありヒロインを交えての面会中に主人公の父親が酔って錯乱、ヒロインに怪我を負わせてしまう。信頼してくれていたヒロイン側の父親に「娘と別れてくれ」と告げられた主人公は…
ハズレガチャの毒親の自然死を待つの、時間がかかりますしね。
不幸が次から次へと、というわけではないんですけど、「あと一歩」というところでなんか起こってしまう、重くてもどかしい展開。
こう、「おしん」とまではいかないまでも日曜名作劇場の「小公女セーラ」をちょっと思い出す感じ。
引き伸ばし展開なわけでも、描写が冗長なわけでもないんですけど、読んでて焦ったいのはなんなんだろうか、とよくよく考えてみたら恋愛ものって大概そうだったわ。
なかなか現実的というか、勧善懲悪でスカッとさせてくれないというか、
そもそもお前らの甥だって人間のクズじゃん、てのは、いつの間にかなかったことになったんかしら。
とか思ったらクズ再登場キター。
いやもう、どっかその辺で車に◯かれて◯んでくれよwww
とか思っちゃうんですけど、そんな漫画だったらここまで拗れてねえわな、っていう。
焦ったいんですけど、丁寧で誠実な描写で文句言うわけにもいかねえし、次巻も読みますけども。
でもやっぱ自分の人間ができてないので「クソメガネは次巻開幕で車に◯かれて◯んでる超展開でも許す!」とか思っちゃう☆
aqm.hatenablog.jp