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I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

FSS (NT2021年6月号 第17巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。

「第6話 時の詩女 アクト4-4 カーマントーの灯火 Both 3062」。

扉絵コミで11ページ。

  

他の号はこちらから。

aqm.hatenablog.jp

以下、宣伝と余談のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

(余談)

うまぴょい!うまぴょい!

aqm.hatenablog.jp

 

(扉絵)

破烈の人形のカラー設定画。テキストなし。

 

(本編)

亡きカイエンやミース・バランシェについての口論の末、素手で仕合うマキシとデプレ。能力任せのマキシを経験値で勝るデプレが力半分で圧倒したところで、マドラが割って入って仕合終了。互いを兄・弟と認めた2人はマグダル救出を誓い合う。

「互いを受け入れたデプレとマキシ。カーマントー星に流れついた、姉・マグダルの運命は?」
(ニュータイプ2021年6月号より)

ニュータイプ 2021年6月号

ニュータイプ 2021年6月号

  • 発売日: 2021/05/10
  • メディア: 雑誌

 

(所感)

マキシとデプレが仕合って引き分けっぽく終わって和解するだけの回。

エピソード序盤の終わり、次回から中盤に差し掛かる繋ぎの回という感じで、さらっと重要情報が出たわけでもなくあんま書くことがない。

 

マキシ

ミースの想いが未だにカイエンだけを向いているのを敏感に察して、それにイラだっているのが現在のマキシのパーソナリティのようです。どマザコンやね。

デプレと違って、生前のカイエンを知らないこと、がコンプレックスを加速している感じ。

出自が半ばファティマでありながら、ダムゲート・コントロールを施されていないのも、暴走癖の一端のような気がするね。

 

デプレ

後年のバッハトマ攻囲戦の際は「マキシのバカ!もう知らない!」ってとなりのトトロの人みたいでしたけど、それと比べてだいぶ大人びたパーソナリティ。

イラだってミースに当たってしまう子どもっぽいところもありつつも、自らの心理を客観視してそれを謝罪したり、自分の存在に疑問を持っているマキシを弟と認めて新たなアイデンティティを与えて手なづけたりと、緩急つける人たらしというか、割りと「王の器」な感じはします。

ただこの人、前も書きましたけど、王子然と振る舞ってますけどただの前・総騎士団長の遺児で詩女の弟というだけで、別にミノグシア連合を統べる血筋でもなんでもないんですよね。

まあ普通「総騎士団長の息子」って十分「貴族」ではあるんですけど、どういう立場なんだろうかw

最新設定では、確かデプレも後に剣聖になるんでしたっけか?

ジャコーやヨーンのファストブロー世代の更に次世代の最強兄弟コンビの結成は心強くはありますね。

 

マグダル

揚げ足取りですけど、マキシの発言ではじめてバルンガ(=ミノグシア連合政府)がマグダルの生存を認識しましたが、それ以前は政府として「詩女が生存している前提」で捜索していなかったはずで、これはデプレの怠慢ではw

 

役者が揃って、次回あたりから状況が動きそうね。

マグダルにカメラが戻るか、一回フィルモアあたりに話が飛んだりするんかな?