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#め組の大吾 救国のオレンジ 2巻 評論(ネタバレ注意)

1995〜1999年に週刊少年サンデーで連載され小学館漫画賞・文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなどして大好評を博した往年の名作「め組の大吾」の同作者による続編。

今作は掲載誌というか出版社まで移って、週刊少年サンデー(小学館)から月刊少年マガジン(講談社)に。

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「め組の大吾 救国のオレンジ」2巻より(曽田正人/講談社)

旧作の主人公は「朝比奈大吾」でしたが、今作の主人公は「大吾」違い。

ただ世界観は繋がっていて、旧作の登場人物も1巻で既に登場済み。

リアルに合わせて作中20年ぐらい経ってんのかな?

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「め組の大吾 救国のオレンジ」2巻より(曽田正人/講談社)

救助活動に使命感を燃やす若者たちに焦点を当てた進行は前作と一緒ですが、もう2軸ありまして、

②前作主人公の「朝比奈大吾」(本作未登場)はその後どうなったのか

③本作主人公の「もう一人の大吾」は一体何者なのか

の計3つの軸で話が進みます。

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「め組の大吾 救国のオレンジ」2巻より(曽田正人/講談社)

②と③は焦らすというか小出しに勿体つけていて、勿体つけすぎると読んでてイライラするもんですが、さすが漫画がお上手、①→②→③の循環のそれぞれが面白いので、焦れつつも「クソ、②も③も気になるのに①も面白れーな!」って感じになります。

前作の消防隊・レスキュー隊は文字通り「男の世界」でしたが、今作はヒロインも消防士。

狂気を秘めた「曽田ヒロイン」で、雑に喩えると「め組の大吾」世界観に「昴」が放り込まれたようで、先々が楽しみです。

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「め組の大吾 救国のオレンジ」2巻より(曽田正人/講談社)

そう喩えるとめちゃくちゃだなこの漫画。大丈夫なのか。

 

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