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#貧民、聖櫃、大富豪 7巻 評論(ネタバレ注意)

憑依した歴史上の人物を「御使い」としてFateのように使役する7組のタッグが大バトル!ダメージ受けたら課金!一太刀ごとに課金!必殺技にも重課金!!喰らえ!10億円アタック!!バトルの資金稼ぎに起業してお金稼ぐよ!あと巨乳!!

な「ヨルムン」「デストロ」の作者による「札束で殴りあう」を地でいくマネー能力バトル漫画。強さのインフレが金額で表示されていっそ清々しい。あと巨乳。

ソシャゲ、特に作者が一部キャラデザインを務めたらしいFGOをモチーフというかヒントにして着想した世界観・設定・キャラだと思いますけど、DISじゃなく褒め言葉の意味で「バカが考えた能力バトル」みたいに豪快?な漫画に。あと巨乳。

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「貧民、聖櫃、大富豪」7巻より(高橋慶太郎/小学館)

バトルもので戦闘能力がエスカレートしていくのは古来から続く様式美ですが、この作品は戦うにあたって攻撃に際しても被ダメージに際しても金がかかるので、これが様式美と悪魔合体するとどうなっていくかというと、金額がエスカレートしていきます。

バトルに際して莫大な資金が必要。7巻時点でだいたい通常技1回につき1億円、大技で10億円かかります。

というわけで、デュエリストたちは資金を得るべく、表の世界で金策します。会社経営、投資、不動産売買。

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「貧民、聖櫃、大富豪」7巻より(高橋慶太郎/小学館)

お前らのような女子高生がいてたまるか。

7組のタッグのうち1組が敗退したせいか、今巻から?新タッグが登場してるんですけど、なんか日本の国民健康保険を乗っ取るとか言ってて、スケールでかすぎてもう何が何だかよくわかりません。

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「貧民、聖櫃、大富豪」7巻より(高橋慶太郎/小学館)

やめて!俺の給料から天引きされた保険料で傷つけあわないで!

当初はソシャゲの重課金同士の札束の殴り合いがモチーフかな、ぐらいに思ってたんですけど、金額規模がここまで大きくなってくるともう金銭、マネーだと実感できなくなってきますね。

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「貧民、聖櫃、大富豪」7巻より(高橋慶太郎/小学館)

5000億円はマネーではなく、なんかもうパワーを示す概念。

何を言っているのかも何をやっているのかもよくわからないワケのわからなさを、作画の勢いとキャラクターの胆力で強引に納得させようとしてくるのは相変わらず。

かっけー! すげー! 意味は全然わからん! あと巨乳!

この漫画どうなったら主人公の勝ちでどうなったら終わるの? とか全然わかんないんですけど、作者はわかってて描いてんだろうか?

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「貧民、聖櫃、大富豪」7巻より(高橋慶太郎/小学館)

すべての漫画がこの作品のように在ったらたぶん漫画文化が滅びると思いますけど、幸いこんな漫画は1本ぐらいしかなさそうなので、じゃあいっか、と思います。

とても伝わりにくいかもしれませんが褒めてるつもりなので、作者やファンがうっかりこの記事を読んでも怒らないでくれるといいな、と思います。

すいません、褒めるの下手で。

 

 

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