AQM

あ、今日読んだ漫画

#ダンダダン 1巻 評論(ネタバレ注意)

えーと、これはジャンプラですかね。人気で話題らしいので。

 

===ここから この作品ではなく、無料WEB漫画一般に思うこと===

無料WEB連載はタダで読めちゃうので、ネットで人気で話題の作品でも、実は金出して読むほどの作品だとは思われてなくて、実はSNSのネタの消費材として話題なだけ(「自分はこんな作品にこんな感想を持つ人間ですよアピール」の具)だった、で終わってしまう作品も少なくないので、ちょっと怖いですね。

ジャンプ本誌は有料な中での打ち切りダービーが作品の質を担保してる面がありますけど、ジャンプラの「枠をめぐる競争」ってどの程度シビアなんだろうか、とか、こないだの藤本タツキの読み切りの反響とか見ても、近い将来に「広く読まれる」という意味では逆転しちゃうんだろうなとか、いろいろ考えちゃいます。

極端な話、「多くの人にとって金を出す価値がなくても持て囃されてしまう」「形に残らずそのうち読めなくなって忘れられていく」というのはテレビ文化的だな、とか。

でも、作品が商品であることからの解放に近づいていくのは、本当は良いことなんじゃないかとか。

===この作品ではなく、無料WEB漫画一般に思うこと ここまで===

 

霊媒師の家系のギャルと、いじめられっ子気味で孤独なオカルトオタクの少年の同級生ガールミーツボーイから始まる、オカルトバトルなバディもの?

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「ダンダダン」1巻より(龍幸伸/集英社)

1巻読み終わってもこの漫画がどうなりたいのかまだちょっとよくわかりません。

未知と遭遇したとき、我々は過去の経験から似たものを思い浮かべてそれがなんなのか同定しようとするわけなんですが、書き出していくと

・ボーイ・ミーツ・ガール

・オタクに優しいギャル

・ラブコメ群

・ちょいエロ

・呪術廻戦、チェンソーマンなどの最近のジャンプのオカルトバトル漫画群

・うしおととら

・東京入星管理局

・GANTZ

・メン・イン・ブラック

・漫☆画太郎

あたりを足して適当に割ったような感じ。

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「ダンダダン」1巻より(龍幸伸/集英社)

いろんなジャンルのごった煮というか、カオスな闇鍋みたいな漫画。

幽霊・妖怪でも宇宙人でもオカルトだったらなんでもありの、バディものかつラブコメな、格闘バトルなのか知恵バトルなのかよくわからん。

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「ダンダダン」1巻より(龍幸伸/集英社)

エロ可愛いけど、かっこいいかというと今のところかっこいいわけでもない。

面白いか面白くないかというと、まあ面白いんですけどどうなりたい漫画なのか今のところよくわからん。

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「ダンダダン」1巻より(龍幸伸/集英社)

ジャンプらしいような、ジャンプラらしいジャンプらしくなさのような。

インパクトは強いけど、1巻はまだ点で、2巻で線になって方向性がわかるんだろうか?という感じです。それが知りたいからまあ続き読むわ、という感じ。

shonenjumpplus.com

幸いなことにWEB連載で、1巻の続きが今なら全話読めるので、読んできます。

なんだろねコレ。作品のテーマに即して、未知との遭遇感はすごいですけども。

何がしたいとか、どうなりたいとかいう意味では、「面白そうだったらなんでもいいですし、なんでもします」みたいな、良くも悪くも無節操さを感じます。

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「ダンダダン」1巻より(龍幸伸/集英社)

普通、幽霊や妖怪と宇宙人を混ぜちゃダメだろって思っちゃうところを平気で踏み越えて、成立してんだかしてないんだか読んでてよくわからんけど、とりあえず今のところ面白いからいいか、みたいな。

傑作の第一歩を見てるような、竜頭蛇尾で終わる世紀の凡作を掴まされてるような、なんなんこの漫画w

なんというか、昨今のWEB漫画らしいカオスですねw

 

 

(選書参考)

blog.livedoor.jp