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#姫様“拷問”の時間です 7巻 評論(ネタバレ注意)

国王軍と魔王軍が衝突する世界。国王軍の王女にして第三騎士団の団長・姫は、意思を持つ聖剣エクス(ツッコミ役)と共に魔王軍に囚われの身となった。

戦局を有利に導くべく、魔王軍はあらゆる手を使って敵の幹部である姫から秘密の情報を引き出そうとする…

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「姫様“拷問”の時間です」7巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

という、ファンタジー世界を舞台にしたゆるーいコメディ漫画。

タイトルにも作中のセリフにも「拷問」という物騒な単語が踊りますが、中身はストレスなしのギャグコメディ。

半分は実質グルメ漫画です。

あとはもうこの黄金のワンパターンの手を変え品を変えの繰り返し。牧歌的で微笑ましい馴れ合いの世界。登場人物が全員なにかしらポンコツです。

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「姫様“拷問”の時間です」7巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

くだらないワンパターンの繰り返しでも、それが可愛く面白い黄金のワンパターンであるならば、バリエーションを増やして無限に繰り返せばよい!誰も困らない!

「エンタメというものは、ワンパターンとかマンネリとか、そういうのは良くない」的に一般で思われがちなんですけど、出オチの一発ネタに思われるワンパターンでマンネリなこの漫画(作中でエクスもよく言ってる)がいつまで経っても面白いのはなんなんでしょうね。

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「姫様“拷問”の時間です」7巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

「ワンパターンやマンネリは良くない」という常識が間違っている可能性と、もう一つ「一見そう見えて実はワンパターンでもマンネリでもないのではないか」と最近考え始めています。
同じような展開の繰り返しの中で、キャラの魅力というか、ちょっとずつ深掘りされて新たな面が覗いてるのがいいアクセントになってますよね。トーチャー可愛いわw

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「姫様“拷問”の時間です」7巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

疲れてる時に繰り返し読みたい、超癒し系の作品。

今巻も面白かった。

 

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