

熱海の商店街のはずれで小さいクリーニング屋さんを営むかわいい黒髪ポニテの働くお姉さんの日常もの。熱海が舞台なんで温泉入ってるシーン多め。2年以上前の記憶を喪失してるミステリー要素も。

「綺麗にしてもらえますか 。」7巻より(はっとりみつる/スクウェア・エニックス)
前巻のラストでヒロイン・金目(きんめ)さんを「わか姉」と呼ぶ少女が登場、記憶喪失以前のヒロインと旧知だったようですが…から今巻スタート。
ヒロインの過去はこの作品の縦軸を織る最大のミステリー要素ですけど、こういってはあれですけどそこを抜きにした日常ものとして成功しちゃってる作品なので、あんまそこまで気にならないっちゃならないんですけれども。

「綺麗にしてもらえますか 。」7巻より(はっとりみつる/スクウェア・エニックス)
どっちかというと日常ものメインのこの作品に、完結というオチをつけるために用意されている感があって、ヒロインの過去話エピソードが来ると「すわ完結」というか「ん?俺に許可なく完結する気か?」とちょっと身構えてしまうところがあります。
幸か不幸か、今巻も「過去の秘密エピソード」は小出しに終わりました。

「綺麗にしてもらえますか 。」7巻より(はっとりみつる/スクウェア・エニックス)
ヒロインの行動原理も、すぐそこにあって触れる自分の過去にあえて手を触れずに日常に還っていくのは、不自然っちゃ不自然なんですけど、パンドラの箱というか、ヒロインにとって失われた過去を知るのは怖いでしょうし、読者にとっては完結が近づくのが怖いので、なんというか利害が一致してるせいで許せてしまう不自然さだな、とw
日常回に戻って、新しいお仕事・お古のランドセルの補修、熱海の名物・観光ホテルに近場の慰安旅行など。

「綺麗にしてもらえますか 。」7巻より(はっとりみつる/スクウェア・エニックス)
何があると言ったら可愛いお姉さんがクリーニングの仕事頑張って温泉入ってるだけの漫画ですけど、絵が綺麗なのもあるんですけど、漫画ってそれで十分じゃない?というかw
aqm.hatenablog.jp