高校生のハルカ、中学生のカナ、小学生のチアキの3人で暮らす南家の姉妹を中心とした老舗の日常コメディ。連載開始は2004年、18年も続く美少女サザエさん。
一時期、絵が荒れてたのかスタイルチェンジなのか鳥獣戯画みたいな画風になってたんですけど、いつの間にかまた変わったのか、読んでるこっちが慣れてしまったのか、気にならなくなりました。
口の表現が「栗」か「三角形」が増えたな、とは思う。
何度かアニメ化された後もずっと続いて、キャラが歳を取らない日常コメディなんでそう変わり映えするものでもないんですけど、近刊は特に落語的というか小噺みたいなエピソードが多いです。
毎回こうして「変わり映えしない」的なことを感想に書くんですけど、見方を変えるとこの作品は「寄席」みたいなもので、寄席に来て「いっつも落語やってんな」ってのも当たり前の話だな、と思ったりします。
今巻の新作小噺のネタの方は、相変わらず小品揃いながらキレの良いエピソードばかりの「当たり巻」でした。
前はもっと「一話通してオチで面白さがわかる」ネタが中心だったのが、1ページとか1コマとかセリフ一言を切り取ってただけでも面白い描写・展開が増えたような気もします。
あと本編の中身と全然関係ないですけど、いま気がついたんですけど、巻頭のキャラ紹介の絵とコメントがいつの間にか刷新されとる。
だいぶ煮詰まってる漫画なので読む方のコンディションも大事なんでしょうけど、なんか面白かったなー今巻。
aqm.hatenablog.jp