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#魔都精兵のスレイブ 10巻 評論(ネタバレ注意)

各地に突如出現した門の先に広がる魔都。人を襲う鬼が巣食い脅威となっていた。政府は能力者の女性で構成される「魔防隊」を組織し鬼に対抗する。

男子高校生・優希は帰宅中に魔都に迷い込んだところを魔防隊七番組組長・京香に救われる。彼女の能力は生命体の潜在願望を叶える義務と引き換えに奴隷として使役・強化し戦わせる能力だった。

「魔都精兵のスレイブ」9巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

平たく言うとバトルでこき使われる代わりに勝ったらエッチなご褒美な感じだった。

和月のバトル絵、GS美神の設定とキャラ、ハーレムギャルゲー要素、ジャンプのバトル漫画の定番展開、という感じ。あと乳首!

今回は敵方"八雷神"が一、空折(表紙の鬼)による侵攻を防ぐ「横浜防衛戦」とでもいうべきバトルを、1冊かけてじっくりと、決着まで。

「魔都精兵のスレイブ」9巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

神を名乗る空折を相手に後半は魔防隊の総力戦となりますが、前半戦を引っ張ったのはなんといっても二番組組長・美羅の激闘。

『ハンター』でいうナックル相当の、タイマン上等のど根性な番長キャラ、ステゴロの強さに加え能力は「分身」と、デザインとしては割りと旧式のキャラ。

能力バトルで「分身」は定番能力なんですが、漫画のバトルにおける能力開発競争の中で近年は置き去りにされがち、「引き立て役の能力」になりがちなんですが、「令和最新版の分身バトル」とでもいうか、美羅、強くて一本気でカッコいいですね。男が惚れるバトル強者というか。

「魔都精兵のスレイブ」9巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

おー、分身からの古の絶技、スカイラブ・ハリケーンだ!

巻末に最近行われたと思しきキャラ人気投票結果が載ってますが、納得の高順位。

後半の魔防隊選抜による波状攻撃も、各キャラの見せ場と連携の見せ場を両立させて読み応えあります。

「魔都精兵のスレイブ」9巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

能力バトルもののチーム戦は、単調になったり逆に「全然効いてないじゃん」ってなりがちなんですけど、メリハリ効かせて最後の千両役者のトドメまで楽しく読ませていただきました。

ビジュアル的に露出度の高いエロに目が行きがちなんですけど、

「魔都精兵のスレイブ」9巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

ここぞという見開きの効果的な挿入も含めて、シンプルながら少年心をくすぐる、作者陣こだわりの入魂のバトル描写。

いったい何歳向けのつもりで描いてるんだこの漫画w

 

 

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