#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#おしかけツインテール 7巻 評論(ネタバレ注意)

花梨ちゃん腹筋すげえな。

ソシャゲを同時並行で6つプレイする資産家でトレーダーでダメ人間的な引きこもり男・新田の広大な屋敷に遠縁の美人母娘が居候することに。

「おしかけツインテール」7巻より(高津ケイタ/芳文社)

美人ママの八重さんはキャリアウーマンで帰宅後はただの酔っ払い、美人娘の花梨さんはしっかり者で世話焼き体質でツインテの女子高生だった日常系4コマ。

妄想にもほどがあるw

人生上振れした草食系引きこもりという感じの主人公で、未成年のヒロインと歳の差もあることもあって、恋愛要素はほとんどないです。萌え要素はありますがエロ要素もなし、という感じ。

「おしかけツインテール」7巻より(高津ケイタ/芳文社)

世話焼き体質の花梨が、自堕落な新田をほっとけない、ぐらい。

いつからかわかりませんが、表紙もそうなんですけど、花梨のツインテのうなじのおくれ毛を左右に2本ずつピッピッと必ず入れて、なんか猫のヒゲみたいw

本質的に日常系ほのぼの4コマなんで、縦軸はなくてもいいぐらいなんですけど、「非サザエさん時空」で時間が流れる系で、同居を始めた時に高1だった花梨も高3になって、そろそろ終わりの匂いが。

「おしかけツインテール」7巻より(高津ケイタ/芳文社)

今巻は高3・受験生の花梨とその家族の楽しい日常、という感じながら、夏の海水浴や趣味のネトゲなどを受験勉強のために控えるかどうか、禁欲との葛藤、受験のプレッシャーからの不安、などがテーマ。

優等生でしっかり者のキャラで、正直受験に失敗する姿が想像できず、作中の家族も読者も花梨の受験の成否を誰も心配してないんですけど、

「おしかけツインテール」7巻より(高津ケイタ/芳文社)

多感な10代で人生を左右する(ように見える)試練と向き合うのは本人主観ではとても不安ですよね。周囲の信頼さえもプレッシャーになっちゃうし。

そういう意味で不安定な10代の頃に「戻りたいか」と問われれば、自分もあんまり戻りたくないなあ、と思います。

今巻ラストのヒキやあとがきを見るに、たぶん次巻で完結なんじゃないかと思いますが、ちょっと寂しいけど、この作品らしい優しい大団円を期待して待ちたいところ。

「おしかけツインテール」7巻より(高津ケイタ/芳文社)

あわせて次回作がどんな漫画になるかも、今から楽しみです。

 

aqm.hatenablog.jp