#AQM

あ、今日読んだ漫画

#女の園の星 1巻 評論(ネタバレ注意)

女子高の国語教師を務める30代の星先生(♂)の日常もの。

去年の「この漫画がすごい」の女性向け作品1位だったので読んでみました。1巻自体は一昨年の刊。

あらすじ・設定は冒頭の1行以上は言いようがなく、ジャンルとしては会話芸よりの職業もの日常コメディかなと思います。

『女の園の星』1巻より(和山やま/祥伝社)

あとは読んでください。

も、なんなので。

高校教師あるあるっぽい内容ですが、既読の作品でいくと『動物のお医者さん』が雰囲気的には一番近いかなと思います。

『女の園の星』1巻より(和山やま/祥伝社)

表紙の星先生がハムテルで、動物の代わりに女子高生。

表紙絵などもそうですが、一見スカした無関心クールな主人公に見えますが、口数少なめながら意外と愛嬌のあるキャラで、心の中で「なんで〜なんだ…」系のツッコミと、浮世離れしな珍妙さでボケもこなすあたり、ハムテルによく似てます。

『女の園の星』1巻より(和山やま/祥伝社)

『動物のお医者さん』で動物たち(や教授たち)や、『よつばと!』などでの幼児のように、面倒を見る対象の「なんでそうなったんだ」という「理不尽な珍妙さ・シュールさ・ナンセンスさ」のネタの対象の「あるある(?)ネタ」として女子高の生徒や教員たちを置いた、という感じ。

『女の園の星』1巻より(和山やま/祥伝社)

少年漫画が一大勢力の漫画では、女子高生というと恋愛・ラブコメ要素と絡めることが多いですが、本作はそんなこともなく、レギュラー出演の女子生徒とかも今のところ特にいません。

キレで勝負、というよりジワジワくる系。

『女の園の星』1巻より(和山やま/祥伝社)

「えっ?」「なんで…?」に対するツッコミの代わりの「無言の間」が良いですよねw

有名な女性向け漫画家さんの新作かと思ってたんですが、本作が連載デビュー作とのことです。