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#ウマ娘 シンデレラグレイ 7巻 評論(ネタバレ注意)

実在の競走馬を美少女擬人化した育成ソシャゲ「ウマ娘」の派生コミカライズ。

日本の競馬史に残る名馬・オグリキャップの現役時代をモチーフにしたスピンオフ。

1〜2巻で地方レース(カサマツ)編が終わり、3巻から中央に移籍。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」7巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)

ウマ娘世界観でいう「中央トレセン学園」に編入し、並み居る名バ達と本格的にシノギを削る展開に。

モチーフとなった史実が日本競馬史上最大級のシンデレラストーリーにして、トウカイテイオーと並ぶ日本競馬史上最大級の復活劇というドラマで、かつ魅力的なライバルにも恵まれていた馬のお話なので、更にifを加えた作話の骨組みの時点で優勝です。ありがとうございました。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」7巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)

オグリキャップのクラシック年、現役最強タマモクロスとの古馬路線・秋の王道3連戦の第2戦、天皇賞・秋の雪辱を果たせるか、というジャパンカップ。

日本が誇る最強芦毛対決に割って入ったアメリカの伏兵、その決着。

その後は3連戦の最終戦、有馬記念に向けての幕間回。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」7巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)

ここイイよね。

一流のウマ娘たちがたどり着いた「領域(ゾーン)」、壁として立ちはだかり続けてきたタマモクロスとの最終決戦を控えて、オグリキャップはソレを体得することができるか。

連載時にとても好評だった「ぴょいんぴょいんオグリ」も。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」7巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)

KAWAII!

自分はヤンジャンを毎週買っていてシングレも毎週読んでいることもあって、「引退」が描かれることがほとんどない「ウマ娘世界観」においてこの作品が「"ウマ娘の"タマモクロスの引退理由と身の振り方」についてどう描くのか、以前から注視してるんですけど、今巻においては「一旦次巻に持ち越し」となりました。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」7巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)

(サラブレッドのタマモクロスは「まだやれるが、馬主歴50年にして初のGⅠをもたらしたタマモクロスの仔が走るところを老齢の馬主が見たがった」ため、少し早い引退になった、ような話を読んだ覚えがあります。それはそれで浪漫のある話だなと思います。)

連載読んでるので一応「ウマ娘としての続き」も知ってるんですが、「"ウマ娘の"タマモクロスのその後」については、実際に収録される次巻か次々巻で語る方が適切でしょうね。

アプリでいつでも会えるとは言え、強く気高く愛しいラスボスキャラのラストラン、やっぱりちょっと寂しいね。

 

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