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#からかい上手の高木さん 18巻 評論(ネタバレ注意)

中学校の同級生同士の恋愛未満を描いた隣の席ラブコメ。単純な西片くんをいつもからかってくる高木さん。

「××さんがなんとかかんとか」系の、元祖ではないが中興の祖ではあって、同級生純愛ラブコメのジャンルが息を吹き返し、スピンオフも複数抱えてちょっとした産業に。

「からかい上手の高木さん」18巻より(山本崇一朗/小学館)

2021年に小学館漫画賞受賞、アニメが3期。ペース的には来年に20巻に達して連載開始10周年、というところ。

読者が求めていることにキッチリと、ド安定、いつもの、可愛い、ピュア、胸キュン、です。もう毎巻、感想になに書くか困る。

「からかい上手の高木さん」18巻より(山本崇一朗/小学館)

小品な未満恋愛ラブコメとしての作品のベース特色としては、「西片と高木さんがミニゲーム的に勝負をして」「高木さんがいつも西片をからかう」「西片はなんとかからかい返そうとするけどうまくいかない」というのがあるんですけど、シチュエーション自体は割りと定番イベントというか「ラブコメあるある」で、特に目新しいものではないんですけど、「絵」と「間」のクオリティの高さで推すスタイルというか。

このコマとか、

「からかい上手の高木さん」18巻より(山本崇一朗/小学館)

ラブコメじゃないんですけど、往年の上條淳士の名作『sex』の、作品を象徴する有名なシーン・セリフを思い出しちゃいますね。

「からかい上手の高木さん」18巻より(山本崇一朗/小学館)

1巻時点でカホは確か中3だったと思うんで、実は高木さんと1つぐらいしか歳変わんないんですよねw 「あたしアメ車って初めて!」って中3が言っても全然不思議じゃないんですけど、カホが言うのと高木さんが言うのでは全然違う意味になってしまうw

とか思って読んでると、「波打ち際で素足でワンピース」とかもベタというか、いかにも『sex』にありそうなシーンだなあ、と思って『sex』全巻読み返しちゃったんでしけど、意外となかったわ。

「からかい上手の高木さん」18巻より(山本崇一朗/小学館)

なんの話してたんでしたっけ。

絵的には、いろんな女の子のバリエーション描きたい作者の欲求が他の連載2作品への浮気で解消されて、高木さんの造形がより深化してるというか、「おでこちゃん」好きな作者の原点というか、「還るべきところ」みたいな妙な安心感を感じるのが、ちょっと面白い。

 

 

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