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#ウィッチウォッチ 4巻 評論(ネタバレ注意)

わーい、音夢たそ表紙だー。KAWAII!

乙木守仁は、超人的な身体能力を持つ鬼の末裔であることを隠して普通に暮らしていた。

守仁の高校入学を控えた春休み、長期出張で海外へ出発する父から、

・6年前に聖地へ修行に出た、守仁の幼馴染の魔女のニコが帰ってくること

・鬼の末裔たる守仁たち乙木家は、実は代々魔女の使い魔の家系であること

・ニコには1年以内の災いが予言されていること

・なので守仁はこの家でニコを護衛しながら一緒に暮らすこと

・使い魔になることを断ると人権蹂躙レベルのペナルティがあること

を告げられる。

ペナルティ回避のため不承々々、ニコの使い魔となり一緒に暮らすことを受け入れた守仁。

しかし、6年ぶりに再会したニコは可愛らしく、しかしポンコツな魔女に成長していた…

という、幼馴染の鬼ボーイ・ミーツ・魔女ガール・アゲインな同居ラブコメ。属性多いなw

『SKET DANCE』『彼方のアストラ』の作者の現作。

『ウィッチウォッチ』4巻より(篠原健太/集英社)

ペガサス流星拳だ!

鬼・魔女・災いの3点セットでシリアスなバトル路線にも、幼馴染の同居設定で日常ラブコメ路線にも、同じ高校に通い始めて学園コメディ路線にも、ポンコツな超常能力持ちの美少女オバQ路線にも、シリアス・ギャグ・ラブ・日常となんでもできる設定で、欲張りに全部やっていく感じっぽいw

作品のジャンル分けしづらいというか、なんでもアリでドタバタやってる様は『うる星やつら』っぽくも『らんま1/2』っぽくもありますね。

『ウィッチウォッチ』4巻より(篠原健太/集英社)

アカン、この子が出てくるだけでもうなんか笑ってしまうw

会話芸のセリフのキレと細々と挟むギャグコメ要素強く、ポンコツなニコが魔女能力に振り回されてトホホオチの美少女オバQ展開多め。

前巻以来のシリアス・バトル編の「犬と雨滴」シリーズが今巻前半で一旦解決して完結。

バトルを通じて新たら仲間を増やしつつ速やかに学園日常同居ギャグラブコメディに移行。

『ウィッチウォッチ』4巻より(篠原健太/集英社)

脇役の定番キャラの定番ネタがテンドンしつつ、しかも本編とは関係ないながらサイドストーリー的にちょっとずつ進展していく、というのはギャグ漫画や4コマ漫画でよく見る手法ですが、「撫でられ音夢のコーナー!」「クックと先生のオタ語りコーナー!」など、なんか昔の「ごっつええ感じ」を思い出しますね。「ゴレンジャイ」とか。

「そういうもの」扱いで、ラブコメで男主人公の朴念仁いじりはご法度な作品がけっこう多い印象ですけど、イジってきました。

『ウィッチウォッチ』4巻より(篠原健太/集英社)

「使い魔の使命感」+「生真面目な性格」に「修行の成果」が加わって、という感じで抑圧はされてんのねw

主人公の守仁がキャラ的に「強くてやれやれクールだけど芯は熱い」みたいなラブコメ朴念仁がスムーズにハマりすぎて、ちょっと『ボトムズ』のキリコみたいになっててラブコメ展開が死にかけてんじゃないかとやや不安でしたけど、人並みの男子高校生並みに性愛欲というか恋愛欲はちゃんとあることが示されて、今後のラブコメ展開に希望が持ててよかったですw

あとはまあなんつーか、ギャグコメ回とはいえ

『ウィッチウォッチ』4巻より(篠原健太/集英社)

自由というか、やりたい放題だなと。どーすんだよこのキャラw

 

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