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#ザ・ファブル The second contact 4巻 評論(ネタバレ注意)

幻の殺し屋組織「ファブル」の天才殺し屋と相棒の女が、ボスの命令でほとぼり冷ましに大阪のヤクザの世話になりながら長期休暇がてら一般人の兄妹、アキラとヨウコに偽装して暮らすコメディ成分多めのハードボイルドもの。

『ザ・ファブル The second contact』4巻より(南勝久/講談社)

伝説の殺し屋は不殺を貫いたまま事態を収拾し、街を去って第一部が完結、そして数ヶ月後ぐらいの続編。連載の完結時に予告されていた第二部の開始。

隣の大西市の紅白組との新たな抗争の火種が…という感じで、組織から放出されてフリーターになった主人公たち殺し屋組はまあダラダラと。

『ザ・ファブル The second contact』4巻より(南勝久/講談社)

大手の盃を受けた紅白組の組長が、いよいよ真黒組の縄張りを狙って策謀。チンピラ同士の喧嘩からスタートさせるも、早くも元・ファブル組が巻き込まれ…という展開。

エピソードのクライマックスに向けて状況を積み上げていくタイプの相変わらずの作話なので、徐々に情勢が不穏になっていき読み応えはありつつもアクションシーンもほとんどなく未だ静かな進行。

『ザ・ファブル The second contact』4巻より(南勝久/講談社)

ルーマーの顔が見えてきたのと、公私(?)両面でヨウコにスポットが集まりつつ。

「ルーマーはファブルの別名、もしくは別働隊なだけなんじゃないか」

と思ってたんですけど、予想は盛大にはずれました。

『ザ・ファブル The second contact』4巻より(南勝久/講談社)

割りと「溜め」と「解放」がハッキリしてる作品で、まだ「溜め」の巻。

ただ、もはやアキラが負けたり殺されたりするとは作者も読者も誰も思っていない分、殺し屋ものの割りに減じていたスリルが、「ファブルと互角?の殺し屋組織」の登場と、皮肉なことに「アキラより弱い仲間が増えた」ことによって増しているようには思います。

守るものが増えたというか、読んでるこっちももうヨウコにもアザミにもユーカリにも海老原にも死んでほしくなくなってますし。

『ザ・ファブル The second contact』4巻より(南勝久/講談社)

アクション面ではヨウコが孤軍奮闘していて、アキラもアザミもユーカリも何にもしてませんし、「解放」のカタルシスはもう2〜3冊先かな、というところ。

 

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