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#仏ガール 1巻 評論(ネタバレ注意)

大阪の府立高校に通う女子高生・彩は、美大志望で零細美術部の部員だった。

部室である美術室には彩と、顧問で美術教師の江西先生だけ。

『仏ガール』1巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

賞への出品に向け煮詰まり気味な彩を、仏像変態である江西先生は、めくるめく仏像の世界に誘うのであった…

という、女子高生が女教師と毎話、寺社仏閣を訪れ仏像を鑑賞するだけの漫画。

『仏ガール』1巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

「趣味×女子高生」もの、未だ健在!という。KADOKAWAらしい。

宗教色はないですが、江西先生が語る仏や僧侶の生き様や考え方に、将来に不安を抱える女子高生が感化される、という流れ。

『仏ガール』1巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

1巻の目次はこういう感じ。

やっぱ関西圏が優位なジャンルで、主人公たちの高校も大阪府内の設定ですけど、作中の会話は標準語進行。

『仏ガール』1巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

百合要素は、まあないです。勘違いギャグコメのネタにする程度。

途中で漫画家志望にして美大志望の新キャラが一人追加されてうっすら「美大もの(受験)」要素と、あとは仏像「推し」の先生の厄介オタクぶり、という感じ。

『仏ガール』1巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

丸くて可愛い顔したキャラによるゆるふわ癒し系日常趣味ものですけど、ちょいちょいコメディが吹っ切れる瞬間というか、いきなり闇モードで毒吐き出したりして

『仏ガール』1巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

悟りも解脱も程遠い様子が可笑しいやら可愛いやら。