AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

FSS (NT2022年10月号 第18巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。

「第6話 時の詩女 アクト5-1 緋色の雫 Both3069」。

扉絵コミで13ページ。

  

他の号はこちらから。

aqm.hatenablog.jp

以下、宣伝と余談のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。

 

 

 

 

 

 

 

(余談)

・すいませんスプラ3やってました。

 

本作からスプラデビューでまだナワバリしかしてないですけど、初心者ながら楽しくやってます。

死にすぎでは。

 

・NT誌のアフィを貼ろうとAmazonの今月号のページを見たらやたら評価が低いのでなんだろうと思ったら、「梱包がひどかった」ってコメント多いな。なんだろう。

 

・先月の記事でGTMの「ウルトラマン飛び」について自作のファンアートを再掲したら広告屋から「アダルトコンテンツ」の警告がきました。

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たぶん、騎士コクピットを含むGTMの胸部のボリュームが「裸おっぱい」とAIに判断されたっぽい。セクシーすぎる永野護のロボットデザインを忠実に再現しすぎたわ。

あとまた再掲したので今月も警告くると思う。

 

(扉絵)

ブーレイ傭兵騎士団M103型 GTMロウカン モノクロ線画設定画+解説テキスト

 

(本編)

ナカカラ戦線、ブーレイの攻勢に劣勢のフィルモア本陣。一騎ずつ数を減らすユーレイ、奮戦するハイランダー、高見の見物のロウカン・朱。本陣、旗艦艦橋で戦況を見守っていた皇帝ダイ・グはGTMでの出陣を決意。ミヤザの制止を振り切りこれまでの礼を述べ、涙を流すチャンダナを従えて最期の戦場へ。

「騎士の力が己の命を削ったとしても…ダイ・グ、ついに戦場へ!」(ニュータイプ2022年9月号より)

 

 

(所感)

ドリュー・ゼレ

大方の予想通りカリギュラっぽ。ブーレイでカリギュラでシルチス氷グループで、って属性多いな。

人材難の枢軸側の騎士に代わって、ダイ・グの死神役として急造されたキャラ感。

予告通り「緋色の雫」が年内に完結するとしたら、「やられゴロ」というか、年内には死んでそう。

 

クリスティン・V

今次会戦だけで平常モードで既に6騎を撃破とのことで、ヘタレ扱いされがちながらやっぱ強いんですよね。

この後の展開でスイッチが入って激昂もしくは覚醒したら何騎撃破することやら。

戦況は圧倒的に不利ですが、騎体と剣さえ保てば、メタに言えばロウカン以外はまあMOBなので…

 

ダイ・グ

今次会戦を生き残っても余命は短くできることは少なく、死に場所を探しているようなものなので、愛する女を見捨ててまで保身・延命に走る理由ももはやなく。

元老院(フィルモアの功利面)の思惑で言えば、生贄はクリスティンでもダイ・グでもどっちでもいいっちゃいい(両方でもいい)。

命の種を蒔く以外の「やるべきことが残っている」が何かが気になります。

クリスティンが「エンペラーズ・ハイランダー(=おそらく複数の皇帝に仕える永世ハイランダー)」を名乗ることに関係してんのかな。

モノクロですがシルチス制服の「皇帝色」でクリス(代理騎士)とペアルックなのかなコレ。かっこいいなあ。

 

チャンダナ

『FSS』は欠点も多い代わりに、設定の壮大さ、デザインの美しさなど美点も多くある作品ですが、結局、自分がこの作品を読み続けるのはこういうシーンのためなんだろうな、と思います。

インタシティとハレーのエピソードが代表する、悠久の時間の流れの大河の中で生きる騎士とファティマの物語、その生き様と死に様の美しさ、哀しさ。

ここぞというシーンで読者の感情を一ページ、一枚の絵、一言のセリフで一気に跳ね上げるピーキーな作りで、読んでるこっちはそのピークを何度も反芻して「またあんな美しいシーンが見たい」と思わされてしまう。

そもそも創り方が異質すぎて他との比較がし難い作品ではあり、永野護が技巧として漫画が上手い方とは決して思いませんが、チャンダナ登場までの流れ、万感の思いを込めたチャンダナの短いセリフ、この表情。

ややもすれば不自然な説明ゼリフや退屈なエピソードを積み重ねてきたのはすべてこの時のため。名シーン製造機として本当に一級品です。

チャンダナがんばれ!チャンダナがんばれ!

 

ミヤザ

悪人ヅラのおじさんが実はツンデレな良い人、というパターンがこの作者は本当に好きですが、最もギリギリまで「ツン」を引っ張ったおじさん。

 

戦況

枢軸各国の騎士が半ば呆れている通り、他国にとっては全く意味のない会戦で、「献身的に防衛に当たったフィルモアの皇帝(orハイランダー)をナカカラが見捨てた」という実績作りのためだけの、実質フィルモアの狂言内戦と言っていい戦闘。

フィルモアが自ら作った状況とは言えナカカラがフィルモア軍を見捨てたのはもう事実なので、「後継者」はやりやすいだろう、という意味で元老院は結局、優秀なんだなあという。

その元老院の思惑に、今回失うものがないとは言え敵国のボスヤスフォートが協力した理由だけが未だに謎です。

国家元首が死んで顔ぶれが変わる、融和(ダイ・グ)より混沌(併合)を、ざっくりその辺なんかなあ。

もっと広い視野で「敵の敵は味方」方式で、AKDに対する抵抗勢力として、フィルモアのナカカラ占領・移住と戦力の温存には基本的に協力的なんかな。現にラルゴの子孫など旧フィルモアの血筋がパルチザンの核になってるしね。

年内残り3号ですか、オーバーする気もせんでもないですけど、どんな展開でどんなシーンが描かれるんでしょね。