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#カノジョも彼女 12巻 評論(ネタバレ注意)

幼馴染の咲に小学生以来ずっと片想いで何回フラれても告白し続けた直也。

高校入学を機についに咲にOKしてもらい付き合いだした矢先、直也はクラスメイトの超美少女・渚に告白される。彼女の可愛さと健気さに胸を打たれた直也は…

というガチもんのハーレムラブコメ。

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「カノジョも彼女」1巻より(ヒロユキ/講談社)

いや、ハーレムラブコメのガワを被ったメタ・ラブコメネタのバカギャグコメです。真面目なラブコメと間違って買わないように気を付けてください。

作者は「アホガール」の人。

『カノジョも彼女』12巻より(ヒロユキ/講談社)

※この人がたぶんメインヒロインです

「借金が雪だるま式に増えていく」とは聞きますが、「彼女が雪だるま式に増えていく」とは聞いたことがない。正々堂々と二股かけて更に彼女候補が2人いて現在ヒロイン4人体制。

咲の親友として直也の二股を解消させるはずがいつのまにか直也に心惹かれてしまった、作中唯一の(比較的)シリアス要素だった紫乃さんの秘めた片想いが炸裂した沖縄編が終わり、紫乃さんの恋も晴れてオープンに。

『カノジョも彼女』12巻より(ヒロユキ/講談社)

紫乃さんは直也を成績学年一位に押し上げ、直也の両親に咲と渚との二股を認めさせ安定させた上で、三股目の彼女を目指すことに。

「成績学年一位になって周囲に二股を認めさせる」

いや、その日本語はおかしい。

おかしいですけど、そのおかしい前提のまま話は進みます。中間テスト学年一位に向けて直也の猛勉強とその周辺。

『カノジョも彼女』12巻より(ヒロユキ/講談社)

その他、渚の母親にも二股同棲バレなど。

狂気&愚直な主人公が話の渦の中心に居続けますが、二人の彼女、二人の彼女候補、自分の両親、二股彼女の母親と関わる者すべてを自分のペースに巻き込みながら、なんだかんだ12巻まで続いていて、終わりそうな気配も全然ないです。

普通、ハーレムラブコメや二股三股四股というのは終盤に向けて風船を膨らまし続けるようなもので、クライマックスで破裂するんですが、この作品は第一話で破裂し、あるいはヒロインが追加されるたびに破裂して、もう何が何だかわかりません。

2〜4人のヒロインズから誰か一人を選ぶことができない究極の優柔不断でありながら、この主人公は一瞬たりとも嘘をつきません。

『カノジョも彼女』12巻より(ヒロユキ/講談社)

浮気や二股の罪が「嘘や隠し事」であるとしたら、この主人公は罪を犯していないことになり、いけない理由を他に見繕わなければいけないんですが、今のところヒロインズは将来の進路の不安という思春期らしい悩みを抱えつつも楽しそうに暮らしていて、誰も不幸になっているように見えません。

アレ…二股三股ってなんでダメなんだったっけ…読んでて頭おかしくなってくるなこの漫画…

 

 

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