AQM

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#ラーメン赤猫 1巻 評論(ネタバレ注意)

『ラーメン赤猫』以外の話から入って恐縮なんですけれども、昨日10/4(火)は毎月恒例ジャンプコミックスの発売日だったんですが、今月はいつにも増して豊作(自分が読む的な意味で)でして、

・『チェンソーマン』12巻
・『姫様“拷問”の時間です』10巻
・『SPY×FAMILY』10巻
・『2.5次元の誘惑』15巻
・『ダンダダン』7巻
・『デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い』5巻
・『アオのハコ』7巻
・『正反対な君と僕』2巻
・『あかね噺』3巻
・『カワイスギクライシス』6巻

に加えて、この

・『ラーメン赤猫』1巻

と、

「ちょっと男子ー、ふざけすぎー」

のイントネーションで

「ちょっとジャンプー、漫画だしすぎー」

と思うんですよ。読む側の身にもなって欲しい。

『ラーメン赤猫』1巻より(アンギャマン/集英社)

もちろん、基本的に「ネットの人」な私個人の嗜好によるラインナップですけど、「ジャンプ+」勢の比率が11冊中8冊とだいぶ高くなった月ですね。

そのジャンプ+のインディーズ連載から好評につき異例のコミックス発刊、に合わせるように先日めでたく正式連載に昇格した『ラーメン赤猫』の1巻です。

ブラック企業を退職した人間・社 珠子(やしろ たまこ)が人づての紹介で次の職場として採用面接を受けたのは、猫と虎がラーメンを作り猫が接客する、猫と虎で営業するラーメン屋、「ラーメン赤猫」だった。

『ラーメン赤猫』1巻より(アンギャマン/集英社)

ラーメン丼に毛を落とせない従業員猫たちのブラッシング係、次いで皿洗いを任された社さんと猫たちの、お店日常もの。コメディに寄りつつ人情噺が中心。

猫に限らず動物が一生懸命働いているとそれだけで可愛いものですが、

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本作の猫は人語を解し話しラーメンを作りラーメン屋を経営し、人間並の完全な人権は未整備っぽいものの店舗の経営ぐらいまでは社会から許されている世界観。

『ラーメン赤猫』1巻より(アンギャマン/集英社)

たぶんちゃんと納税もしてる。

主人公というか狂言回しヒロインが人間ということもあり、日常ものが自然、異種間コミュニケーションのお話に。

理屈をつければ「SDG's的な多様性を重視したお話」とも言えますが、教条めいた硬さや押し付けがましさを感じさせない、さらっとした優しいお話。

『ラーメン赤猫』1巻より(アンギャマン/集英社)

「ほっこり」って表現が嫌いな人もいることは存じ上げてはおりますが…そんな人は猫がラーメン屋やるような漫画そもそも読まないかw

ギスギスした社会に疲れた人間を癒してくれる、二重の意味でファンタジーなほっこり系です。

飲食店を舞台にした人情噺中心の日常ものって、漫画に限らずTVドラマでもある意味定番ジャンルですが、良い作品な反面、こういう作品が好評を博すのは、漫画読者も少し歳をとって、そして少しお疲れ気味なのかね、とも思ったり。

かく言う自分も、沁みるわ、この漫画。

明日の仕事は今日より少し、周りの人に優しくなろう。

『ラーメン赤猫』1巻より(アンギャマン/集英社)

ラーメンハゲかな?

「製麺虎」って水滸伝の百八星の二つ名みたいでちょっとウケる。

 

 

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