#AQM

あ、今日読んだ漫画

#ウィッチウォッチ 8巻 評論(ネタバレ注意)

『SKET DANCE』『彼方のアストラ』の作者の現作。

乙木守仁は、超人的な身体能力を持つ鬼の末裔であることを隠して普通に暮らしていた。

守仁の高校入学を控えた春休み、長期出張で海外へ出発する父と入れ替わりに、魔女の聖地に修行に出ていた幼馴染のニコが帰還。

両家の同意のもと二人は一緒に暮らし、守仁はニコの使い魔として彼女を予言された災いから護衛することに。

『ウィッチウォッチ』8巻より(篠原健太/集英社)

かわよ。

6年ぶりに再会したニコは可愛らしく、しかし強力ながらどこかポンコツな魔女に成長していた…

という、幼馴染の鬼ボーイ・ミーツ・魔女ガール・アゲインに、ニコの使い魔となる同居仲間が守仁以外にも天狗、狼男、吸血鬼と増えて、同居日常ギャグ学園ラブコメたまにシリアスバトルな漫画に。

『ウィッチウォッチ』8巻より(篠原健太/集英社)

シリアスなバトルもので人気を博したカッコよ可愛いキャラたちの、ギャグだったり緩かったりする日常や恋愛・ラブコメをもっとじっくり見てみたい、というのは人気作であれば多かれ少なかれ発生して、多くの場合その役割は公式スピンオフや二次創作に託されることになるんですが、

「一次創作内で自分で全部やっちゃおう!」

「バトル・ギャグ・コメディ・ラブコメ・日常・ホラー・ファンタジー、少年漫画のジャンルを全部一作品内でやっちゃおう!」

という作品。

建て付けとしては『らんま1/2』か、読んだことないけど『銀魂』が一番近いイメージなのかな。かっこよくて可愛くて強い少年少女たちのドタバタ日常。

『ウィッチウォッチ』8巻より(篠原健太/集英社)

俺にもその魔法かけてくれ。

魔法のおかげで割りとなんでも有りで、たまにドラえもんみたいだなw

ラブコメ要素も若干ありつつ、ラブコメ要素が進展しない理由(主人公の人間性)を、雑じゃなくて意外と丁寧にフォローしてて、テンプレ量産型ラブコメに陥らないのも良いですね。

一応、「ニコに降りかかる災厄にまつわる予言」「ニコを狙う黒幕」みたいなシリアス要素の縦軸は全然未解決なんですけど、そのあたりのシリアス要素は完全に放置して日常ギャグコメ回で占められる今巻。

『ウィッチウォッチ』8巻より(篠原健太/集英社)

モダンな時事ネタを散りばめつつクラシックなオチで落とすスタイルというか、「温故知新で自由自在」みたいな作風。

ポップで楽しく面白可愛い漫画ですけど、「美少女は七難かくす」とでもいうか、女の子が可愛いのが良いですよね。

ルックス的にはカラちゃん大好きなので、今巻は主役エピソードあって出番多くて眼福だわ。

『ウィッチウォッチ』8巻より(篠原健太/集英社)

欲を言えば、ネムちゃんも、ネムちゃんにももっと出番を!

 

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