勤勉ながらデザイナーの仕事に適性を見出せず、東京から地元の静岡にUターン転職した有野りん子(27)。
仕事をバリバリこなしメロンパンも肉まんもバリバリ食って「メロンパンはそんな音しない」と周囲を心配させる学級委員長タイプの女を待っていたのは、東京と地方の価値観のギャップと懐かしい「しぞーかあるある」だった。
なんだか可愛い静岡ご当地社会人4コマ。
気がついたら登場人物がすごく多くなりましたけど、キャラ立ってるので覚えやすいし忘れても読んでるうちに思い出せる上に、極端な話その辺に置いてあった「まんがタイム」を手に取って初見で途中から読んでもちゃんと面白い、というザ・4コマ漫画。
4コマ漫画の上手のやることなので、今巻も安定して面白いです。
前巻と今巻の間でまとめて読み返したらどハマりしてしまって、繰り返し読んでいて、新刊がすごく楽しみでした。
というかこの漫画目当てに「まんがタイム」の電子書籍定期購読始めてしまった。
ご当地あるあるネタと、個性的な登場キャラたちの絶妙なミルフィーユ?アルマーニ?マリアージュ?トリアージ?的なそういう感じです。
主要キャラはおおよそ立派な社会人のアラサーたちで「女の子」「男の子」って歳でもないんですけど、女の子も男の子も読んでてみんな可愛いんですよねw
主人公のりん子さんは出番も多いし別格として、自分が一番好きなのは水馬さんと穂垂主任とハッチと江崎さんです。多いな。
東京本社から静岡に左遷されてきた雲春くん、「生まれ変わったらなりたい漫画キャラ」ナンバーワンだわw
作中では五樹(いつき)くんがいけ好かなくて苦手だったんですけど、今巻でまんまと好きになってしまった。読めば読むほど好きなキャラが増えていく。
少年漫画のナワバリが最も広いこともあって「可愛い日常もの」といえば女子高生中心が定番ですが、アラサーの男女をとてもチャーミングに描く作家さん。
あまり地縁がなくて、静岡は人生で新幹線で通り過ぎることばかりなんですけど、ほとんど行ったことがない静岡がなんだか大好きになってしまいました。
え、そうなの…ご当地ギャグこええな…
aqm.hatenablog.jp
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