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#ぼっち・ざ・ろっく! 5巻 評論(ネタバレ注意)

内気で引っ込み思案な少女・ひとり、通称"ぼっち"が、陰キャな自分をなんとかしようと中学1年で一念発起、ギターの練習を始め毎日6時間を欠かさず2年。アカウント「ギターヒーロー」としてネットのギターソロ「弾いてみた」系動画のカリスマにはなったものの、ぼっちのまま中学卒業。

『ぼっち・ざ・ろっく!』5巻より(はまじあき/芳文社)

頭2つあって何に使うんだよ。

高校デビューを目論んでギターケース背負って登校するも誰からも声をかけられず、公園で途方に暮れてるところを女子高生にナンパされ、「ギターヒーロー」と気がつかれないまま、その足で下北沢のライブハウスでバンドデビュー。

ぼっちの多事多難なバンド人生が始まった…!

『ぼっち・ざ・ろっく!』5巻より(はまじあき/芳文社)

な感じのコメディ4コマ。

コミュ障の凄腕ギタリスト少女ということで「けいおん!」の唯と真逆のスタート。夢はバンドでプロデビューして高校中退。

前巻で「フェス編」が終了。

今巻はスカウトされての「レーベル(デビュー)編」。

『ぼっち・ざ・ろっく!』5巻より(はまじあき/芳文社)

ぼっちたち「結束バンド」がスカウトされたのは古くて小さな雑居ビルに事務所を構える、大手とは言えないレーベルだったが、さすがにその道のプロだった。

夏休みが終わって高校の二学期も始まりつつも、結束バンドはアルバムデビューすべく作詞・作曲・編曲・スタジオレコーディング、そしてMV撮影に挑むこととなったが…

高校生で曲がりなりにもプロデビューって結構すごいことだと思うんですけど、デッカい野望の割りにぼっちの陰キャっぷりは相変わらず留まることを知らず。

『ぼっち・ざ・ろっく!』5巻より(はまじあき/芳文社)

いいなコレ、ぼっちがぼっちのままメジャーになってデカい舞台や「ミュージックステーション」や「紅白歌合戦」の控え室でぷるぷるしながら出番を待ってるところをぜひ見たいw

巻の後半1/3ぐらいは非4コマの番外編。描き下ろしかな。

結束バンドでドラムを務める虹夏と、12歳差の姉・星歌の伊地知姉妹の、9歳と21歳の頃の過去エピソード。

重たい話ですが引きずりすぎず、悲しい話ですが決して珍しい話ではなく、思春期の家族あるあると、二度と戻れない後悔、残された約束。

『ぼっち・ざ・ろっく!』5巻より(はまじあき/芳文社)

不意打ちズルいぞ、こんな引き出しあるなんて聞いてねえぞ。

こっちはギャグコメ4コマ『ぼっち・ざ・ろっく!』を泣くつもりで読んでなかったんだぞ。

 

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