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#女の園の星 3巻 評論(ネタバレ注意)

女子高の国語教師を務める30代の星先生(♂)の日常もの。

あらすじ・設定はこの1行以上は言いようがなく、ジャンルとしては会話芸よりの職業もの日常コメディかなと思います。

『女の園の星』3巻より(和山やま/祥伝社)

高校教師あるあるっぽい内容ですが、既読の作品でいくと『動物のお医者さん』が雰囲気的には一番近いかなと思います。

主人公の星先生がハムテルで、動物の代わりに女子高生。キレで勝負、というよりジワジワくる系のパンチ力高い系。

『女の園の星』3巻より(和山やま/祥伝社)

「え?」じゃないが。

女子高生がいっぱい出てくる漫画はファンタジーというか嘘くさい会話が多いんですが、本作は女子高生の会話が珍妙なのに「あるある」というか、リアリティライン高いところの上澄を上手に拾ってくるなあ、という感じ。

なんというか、「突飛すぎると逆にリアルになる」パターンの芯をついてくるというか。

『女の園の星』3巻より(和山やま/祥伝社)

「それも鶴よ」じゃないが。

今巻も日常短編の連作で、作品を貫く縦軸・あらすじらしいものは特にありません。

星先生が風邪をひいて教師の仕事を休む話、人前で食事ができない生徒とアイドル推し活の話、期末テスト中の監視の仕事でくつろぐ星先生の話、三者面談の話、掃除の時間に男子トイレに現れたGをなんとかする話。

『女の園の星』3巻より(和山やま/祥伝社)

こうして数えると1冊に5話しか入ってないので、単行本が半年に一度出てもいいペースなんかな。早く次巻読みたいわ。

「笑ってはいけない教師生活24時」のようにも、三谷幸喜の舞台喜劇のようにも、4コマ漫画でもいけたようにも思います。

舞台化とかしたら楽しそうですけど、細かすぎるかな。

『女の園の星』3巻より(和山やま/祥伝社)

ユルいというか、抑揚のないローテンションにジワジワくる面白さを込めるタイプなので、すごい面白いんですけど、読んでるこっちも情熱的な感想も書きにくいというか、テンション上げにくいわw

何を書こうかな。

案の定というか、古森さんの出番が増えてきて俺得ですけど、香川さんとの見分けは前髪で見分けたらいいのか。

↓この左の子、古森さんですよね。

『女の園の星』3巻より(和山やま/祥伝社)

「え…!?」じゃないが。

鳥井さんには世界がどう見えてんだよ。

 

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