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#魔都精兵のスレイブ 12巻 評論(ネタバレ注意)

各地に突如出現した門の先に広がる魔都。人を襲う鬼が巣食い脅威となっていた。政府は能力者の女性で構成される「魔防隊」を組織し鬼に対抗。

男子高校生・優希は帰宅中に魔都に迷い込んだところを魔防隊七番組組長・京香に救われる。彼女の能力は生命体の潜在願望を叶える義務と引き換えに奴隷として使役・強化し戦わせる能力だった。

『魔都精兵のスレイブ』12巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

平たく言うとバトルでこき使われる代わりに勝ったらエッチなご褒美な感じだった。

和月のバトル絵、GS美神の設定とキャラ、ハーレムギャルゲー要素、ジャンプのバトル漫画の定番展開、という感じ。あと乳首!

横浜侵攻の失敗で一柱を喪った八雷神は、慎重に総攻撃の準備を整えるとともに、魔防隊への報復を計画、同時多発的に襲撃を実行。

『魔都精兵のスレイブ』12巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

美少女ばかりの魔防隊に10人ぐらい美少女な組長たちがいまして、使役主によって戦闘フォームを変える便利下僕ファイターな主人公が、順々に彼女たちに貸し出されて共闘しエッチなご褒美をしてもらう、というギャルゲーともエロゲーともつかぬ建て付けで、一巡したらラストバトルになるんかな。

ということで今回の組長は魔防隊組長最年少、今巻表紙の女子高生組長の多々良木乃実。

『魔都精兵のスレイブ』12巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

彼女を襲った刺客は、京香の前任で元・魔防隊七番組組長ながら八雷神の配下に寝返った信奉者・下村夢路。

木乃実は形意拳(変換リストにあるんだなコレw)で戦ってパンツ見え放題の肉弾派。

そんな彼女に合わせて発動する優希の戦闘フォームは、

『魔都精兵のスレイブ』12巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

虎座の黄金聖衣(ゴールドクロス)だった。嘘ですゴールドクロスじゃないですが、そういうアレです。

異能力バトル描写が楽しい作品ですが、今エピソードのヒロインがシンプルに拳法使いの肉弾系なこともあって、主人公の戦闘フォームもド王道に。この作品で見ると逆に新鮮やね。

これ主人公バフが強力すぎて、ラストバトルで組長間の取り合いになるんちゃうか。って本命が京香なのはまあ決まってんですけど。

 

瀕死の重傷を負った戦士に、最後のタバコの火をつけてるヒロイン。

良いシーンだけど、少年漫画らしからぬ渋くアダルトな演出だな、と一瞬思いましたが、

『魔都精兵のスレイブ』12巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

この漫画のアダルトなツッコミどころは先にもっといっぱいあるだろ、と自分で思いました。でも良いシーンだ。

 

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