
京都の老舗の和菓子屋の実家にバンドの夢を諦めて?帰ってきた跡継ぎ息子・和(なごむ)と、実家が事情あって預かってる小学生の女の子・一果(いつか)を軸にした和菓子屋さんの日常もの。

『であいもん』16巻(浅野りん/KADOKAWA)
元カノや片想いの女子高生や隠れ女装男子と「ハーレムものかよオイ」といいたくなる脇役たちに負けないツンデレ小学生のヒロイン力。
こないだ中学生になりました。
和菓子+父娘もの+職人+京都の四季+ラブコメ少々という感じ。

『であいもん』16巻(浅野りん/KADOKAWA)
長く作品の縦軸だった一果の父親の謎や一果の身の振り方もだいぶ前に一件落着しまして大きなテーマは消化して、現在は基本単話完結、味わいが深い平穏な日常モード。
一果たちの中学の文化祭、茶道部の1年生たちは3年生に負担をかけないようにと張り切るが…「静坐一味友」。
京都中の和菓子屋を「倭世」という名の女性を探して訪ねて回る怪しい探偵、「倭世」は和のばあちゃんの名前だった…「薄く濃く 今日咲きあえる」。

『であいもん』16巻(浅野りん/KADOKAWA)
和が考案した企画がカフェバーのメニューになり雑誌に掲載、「和菓子屋の若旦那」然としてきた和の、周囲の人々の感慨。「後の月」。
なでしこ保育園の草護先生は、ハロウィンのおやつの時間にアレルギーリスクの低いお菓子作りイベントを企画して悪戦苦闘。「小春空に実る」。
大学生になった鷹辻は、高校時代の同級生だった美弦ちゃんの歌声を忘れられずにいた。「秋冬プリズム」。

『であいもん』16巻(浅野りん/KADOKAWA)
「和菓子屋さん漫画」「京都漫画」「日常漫画」
として、時代の変化の影響を取り入れつつも社会の喧騒から切り離されているかのように、静かに調和して受け継がれていく、美しい空間。
秋を舞台にした表紙イラストであらためて思ったんですけど、

『であいもん』16巻(浅野りん/KADOKAWA)
京都を舞台にした四季の変化や、色とりどりの和菓子の美しさ、今さら言うことでもないですが、最もフルカラーで見たくある作品。
モノクロから想像を膨らませるのも乙なものですが、京都に住んでる人はこの世界を実写でフルカラーで日々目にしているのかと思うと羨ましく…

『であいもん』16巻(浅野りん/KADOKAWA)
いやいや、世界の美しさを知るには、まずは身近な地元から。
aqm.hatenablog.jp