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「死にゲー」で有名なフロム・ソフトウェアのオープンワールド「ライク」な大ヒットアクションRPG『エルデンリング』の公式コミカライズ。
退廃的で陰鬱で重厚な雰囲気の世界観、かつて美しくも陰鬱な「狭間の地」から追われそして帰還した「褪せ人」を主人公に、王を目指して戦う血生臭くダークでシリアスな冒険を描く。
という原作ゲーム。
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『ELDEN RING』より(フロム・ソフトウェア)
公式コミカライズはなぜかバカ系ギャグ漫画だった…
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『ELDEN RING 黄金樹への道』5巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)
なんでだよwww
と思わなくもないですが、原作を「真面目に」コミカライズしようと思ったら、重厚な超本格派のファンタジー戦記としての展開・描写が必要で、なかなか大変だったろうなと思います。暗いシーンが長大に続いてエンタメ性も低くなりそう。
奇策の変化球のようでいて、コミカライズするにあたっては唯一の解のような気もします。
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『ELDEN RING 黄金樹への道』5巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)
自分は存じ上げなかったんですが、WEB連載開始時のネットの反応を見るにギャグ畑で有名な作家さんらしく、冒頭のシリアスなカラーページを見ても画力もなかなか尋常じゃないですが、描いてる内容は完全にギャグ漫画、ノリとしては『ピューと吹く!シャガー』を彷彿とさせます。
そもそも今更『エルデンリング』の販促にはならないわ、『エルデンリング』プレイヤーしか楽しめないわ、「そもそも誰得のコミカライズだよ」ってのは置いといてw
自分は『エルデンリング』既クリアなので楽しく読めてます。
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『ELDEN RING 黄金樹への道』5巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)
ね。
大ヒット作とは言え、「死にゲー」で有名な高難易度で敷居の高い系譜のゲームで、そのまたコミカライズって、どんなに面白くても市場ニッチすぎるだろと思ってたんですけど、5巻に到達。
ゲーム『エルデンリング』プレイヤーのコミックへの送客率が高いのか、意外とゲーム未プレイの人も楽しんでるのか。
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『ELDEN RING 黄金樹への道』5巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)
エリアで言うとリエーニエとレアルカリアを前巻までで踏破して、今巻は啜り泣きの半島、次いでメリメリに借金返済を急かされるように、「ラダーン祭り」に参加すべく、キモくて怖いケイリッドへ。
啜り泣きの半島、モーン城砦のイレーナのエピソード、ゲームではなかなか悲惨で可哀想な話でしたが、コミカライズでは改変というか新解釈というか、きっちりギャグコメ化して有耶無耶にw
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『ELDEN RING 黄金樹への道』5巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)
今巻で再会した旧知のキャラも多いですが、ケイリッドでは獣の司祭グラングと、隻腕の女剣士ミリセントさんが初登場。
グラングすらもギャグコメ化というか、こういうキャラの方がギャグコメ化向いてんのかな、というハマり具合。
この人の描く女性キャラは本当に美人ですけど、
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『ELDEN RING 黄金樹への道』5巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)
一体どこを目指した結果で今のこういう作風になったんですかねw
aqm.hatenablog.jp