
『NEW GAME!』の
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得能正太郎の新作は、アイドル・オーディション・リアリティショーもの。
デビューの座とアイドルの高みを目指して、仲間&ライバルとしてシノギを削る少女たち。
渚 美海(なぎさ みみ)、22歳。通称「ミミ助」。
かつてインディーズ・アイドルとして舞台に立っていたが、向上心が低いメンバーに『スラムダンク』の赤木のようにゲキを飛ばす勇気を出せず、グループはそのまま芽が出ないまま解散。

『IDOL×IDOL STORY!』4巻(得能正太郎/芳文社)
現在は就職活動を控えた大学生、趣味はドルオタ、推しアイドルはインディーズ・アイドル「シュガースマイル」の七種依吹。
七種 依吹(ななくさ いぶき)、高校生。
かつてインディーズ・アイドルだったミミに憧れ、自分も「シュガースマイル」の一員としてインディーズ・アイドルデビュー。
向上心が低いメンバーに『スラムダンク』の赤木のようにゲキを飛ばしたことでメンバーに嫌われ、追放同然に脱退。
そんな彼女たちの目の前で、メジャー資本による新アイドルグループのオーディションが開催されることに。
ミミ助と依吹は互いを励まし合いながらオーディションに挑戦するが…

『IDOL×IDOL STORY!』4巻(得能正太郎/芳文社)
という、『スラダン』のゴリのように夢と向上心を持ちながら『スラダン』のゴリ(1年生時)のようにメンバーに恵まれず、というかアイドル活動への温度感が合わずに挫折した二人の元アイドルによる、オーディション・サバイバル漫画。
『NEW GAME!』は4コマ漫画でしたが、今作は非4コマの…「通常漫画」って呼び方、変よね。「非定型コマ割り漫画」?
よくわからん。「ふつー形式の漫画」です。
彼女らが受けるオーディションは作中でTV番組化されリアリティ・ショー仕立て。
サバイバル・オーディション、要するに「人が死なないハンター試験」みたいなもんなんで、主催者の性格が悪ければ悪いほど面白くなりますね。

『IDOL×IDOL STORY!』4巻(得能正太郎/芳文社)
あと予想はしてましたが、16人の候補者全員の「アイドルを目指す理由」、バックグラウンドをそれぞれ深掘りしていくようです。
予選を通過し、巨大クルーズ船に隔離された16人のアイドル候補者たちを待っていた初日の課題は、「パフォーマンス評価の順位づけを"自分たち"で決めること」だった…
というわけで、16人が4人組×4組に分かれて課題曲のパフォーマンスを客前で披露し、1人が脱落する、一次評価。
ストーリーとしてはアイドルのオーディションをやってるだけの話ですが、ディティールや見せ方の、『NEW GAME!』の作者らしい泥臭さが白眉で、16人それぞれにバックボーンを背負わせつつ、優れた青春ものになっています。

『IDOL×IDOL STORY!』4巻(得能正太郎/芳文社)
「友情、努力、勝利、そして誰かの敗北」。
これ本当にここで誰か1人落とすのか? 最終5人しか残らないのか? もう16人グループでデビューすればよくね?
と、つい思ってしまいますね。
今巻前半で初日の結果発表、1名脱落。
これアレですか、表紙に選ばれた子が脱落していく「遺影システム」ですか。
役割上やむを得ないんですが、運営がいけ好かなく見えていたんですが、今巻で更にイヤな奴が出てきたのでなんとなく中和されました。

『IDOL×IDOL STORY!』4巻(得能正太郎/芳文社)
よく考えたら、我々漫画読者も慈善で金出してるわけでもないので、漫画作品に星や点数つけたり、他作品と比べたり、面白くなかったら切ったりと、無自覚にそのいけ好かないことをやってんですよねw
エンタメ・ビジネスって大変。
作中は夢と希望とライバル意識以外に、出来レースあり、枕営業?あり、使命感あり、親子の愛憎あり、実力の壁あり、嫉妬の憎悪あり、こっそり飲酒あり、と混沌としてきました。
『かまいたちの夜』だったら次巻で3人ぐらい殺されそうな人間模様。

『IDOL×IDOL STORY!』4巻(得能正太郎/芳文社)
雑念多いなお前らw
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