
『ヒナまつり』の大武政夫の新作。
角川で10年描いて、ヤンジャン系に移籍とかあるんですね。
とか思ってたら、半年後ぐらいには角川系でも新連載開始で、2作同時連載の二毛作。

『女子高生除霊師アカネ!』2巻より(大武政夫/集英社)
女子高生のアカネは、インチキ除霊師の父親と二人暮らしだったが、その父親が貯金をほぼ全額握りしめてポエミーな書き置きを残してキャバ嬢と駆け落ち、蒸発。
独り残された事務所兼自宅に、それでもかかってくる除霊依頼の電話をとってしまったアカネは、父と同じく霊なんか見えなかったが(生活のための)金目当てに依頼を引き受けてしまい、かくしてアカネは2代目として父のインチキ除霊師稼業を継いでしまったのだった。
霊能力こそなかったが、アカネには稀代の詐欺師としての才能があった…

『女子高生除霊師アカネ!』2巻より(大武政夫/集英社)
という、インチキ除霊師JKコメディ。なんじゃそのジャンル。
掲載誌や出版社は移りましたが、読み味は『ヒナまつり』の大武ワールドのテイストそのまま。
シュールな成り行きと「どうしてこうなった」の絵ヅラとツッコミのキレで勝負!という。
笑いの種類が「失笑」なんですよね、この人のギャグw

『女子高生除霊師アカネ!』2巻より(大武政夫/集英社)
アカネが詐欺まがいのあの手この手の口八丁手八丁で「除霊できてるフリ」で事件を解決(?)していくお仕事(?)コメディ。
1巻のあとがきに作者自ら書いてますが、「生き汚い瞳ちゃん」という感じ。
最近、『ヒナまつり』を全巻再読してみたんですけど、瞳ちゃんとアカネって性格はだいぶ違うんですけど、アカネの詐欺師の才能に限っては「瞳ちゃんが引き受けさせられた仕事の中にインチキ霊媒師があったら」ぐらい有能。

『女子高生除霊師アカネ!』2巻より(大武政夫/集英社)
ヒロイン含めて作風が人間のクズというか、基本的に反社ばっかだなこの人の漫画のキャラw
今巻は、「霊が見える」との虚言のリカバリーで除霊(のふり)を依頼してくるクラスメイト、幼児期の父親(除霊詐欺師)との思い出、詐欺くさい占い師にハマってるクラスメイトの目を覚まさせる、アカネの親友で私立探偵JK・美咲との合同案件、などなど。

『女子高生除霊師アカネ!』2巻より(大武政夫/集英社)
アカネも可愛いですけど、探偵事務所の跡取り娘で常識人でジト目の美咲ちゃん、良いですよね。
クズヒロインのアカネとの対比で極めて常識人ないい人なんですけど、モノローグ含めてツッコミのキレがいい。
立場的に、腐れ縁的にアカネと長い付き合いになって苦労しそうなのが不憫なとこも含めて、

『女子高生除霊師アカネ!』2巻より(大武政夫/集英社)
『ヒナまつり』の新田ポジションというか。
aqm.hatenablog.jp
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