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あ、今日読んだ漫画

#アオのハコ 16巻 評論(ネタバレ注意)

週刊少年ジャンプ、本誌連載の青春恋愛漫画。

『アオのハコ』16巻より(三浦糀/集英社)

中高一貫校、バドミントン部の1年のホープ・大喜(♂)と、同じ体育館で練習する女子バスケ部の2年で学校のアイドルで大喜の憧れである千夏先輩(♀)。

部活違い・学年違いながら、早朝自主練で千夏先輩と言葉を交わすようになった大喜が、ある朝自宅で目覚めてリビングに降りると、そこには千夏先輩の姿が!

千夏先輩は親の海外転勤に際してもバスケの夢を諦められず、バスケ部OG同士の母親同士のツテで大喜の家に下宿することになった。

という同居設定の青春恋愛もの。

『アオのハコ』16巻より(三浦糀/集英社)

コメディ要素ももちろんありますが、成分比的にラブコメ作品じゃないですね。青春恋愛もの。

千夏先輩のバスケにかける覚悟を知った大喜は、彼女にふさわしい男になるべく、自分もバドミントンでインターハイ出場を目指すことに。

新体操部の期待のホープで大喜の幼馴染で片想い中のサブヒロイン・雛を交えた片想い三角関係。王道のメロさ。

図にするとこうなる。

雛→(好き)→大喜→(好き)→千夏先輩

『アオのハコ』16巻より(三浦糀/集英社)

12巻で大喜と千夏先輩がくっついて、13巻で人間関係に与えた余波も描かれ、「未満恋愛もの」から「おつきあいもの」にクラスチェンジ。

恋愛・ラブコメ漫画の「くっついた後」というのは昔は割りと鬼門、というより「くっついたら最終回」がお作法でしたが、近年は「くっついた後」を描く作品も増えました。

冬の大会、バレンタインを経て、あっという間に新学年、新学期、新入生の新キャラ祭り、そしてあっという間にインターハイ予選。

『アオのハコ』16巻より(三浦糀/集英社)

前巻、試合中の千夏先輩の怪我の影響もあって、女バス、千夏先輩の最後のインターハイ予選は敗退。

今巻は大喜の男子バドのシングルスのインターハイ予選、全国への切符をかけた、針生先輩と大喜の師弟対決。

応援席には、男子バド・女子バドの部員たちに混じって、「針生先輩の彼女の親友枠」として千夏先輩も参加。

前巻に続いてスポーツ面がメインの熱戦展開、特に「弟子を強敵に育て上げた師匠」針生先輩がエモい試合展開。

『アオのハコ』16巻より(三浦糀/集英社)

主人公のここ一番の見せ場に垣間見える、千夏先輩との絆。的な。

『タッチ』と同じく、人間ドラマの登場人物が県内に集中していて、全国大会でぽっと出の「四天王」みたいの出てこられてもちょっと困るし、競技面でのクライマックスな気はします。

残りは全国で遊佐くんとどこかで当たるか、あるいは『スラムダンク』式にモノローグで競合に負けるか。

大喜はあんま「目指すは全国優勝!」なイメージないですけど、千夏先輩のいないインターハイ、どう過ごすんでしょうね。

『アオのハコ』16巻より(三浦糀/集英社)

作品的には千夏先輩たち女バスのウィンターカップがまだ控えていますが、千夏先輩の卒業で完結か、大喜の高3の夏のインターハイやるんかな。

 

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