#AQM

あ、今日読んだ漫画

#平成敗残兵すみれちゃん 4巻 評論(ネタバレ注意)

ネットでちょっとバズった「すしカルマ」巻でーす。

すみれちゃん、31歳。

10代でアイドルとしてメジャーデビュー、そこそこ活躍したものの、その後の人生を保証するようなブレイクには至らず。

『平成敗残兵すみれちゃん』4巻より(里見U/講談社)

現在は叔母のスナックで働きつつ、ヤニカス、酒クズ、パチンカス。

そんな退廃的な生活を送りつつも顔と身体はギリキープしているすみれちゃんに、従兄弟の男子高校生・雄星(16)が同人アイドルとして再デビューを持ちかける。

もう特にアイドルに夢も見ていないが、金は欲しいすみれちゃんは、渋々雄星の提案を了承。

かくして雄星プロデュースによる金目当てのすみれちゃんのアイドルリブートの道が始まった…

『平成敗残兵すみれちゃん』4巻より(里見U/講談社)

という、コスプレ、グラビア、同人、などの要素を散りばめたアイドルもの。

コスプレものやアイドルものとしてはこの辺がありますが、

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基本的に夢・憧れ・希望をメインに据えた描写がされるこれらの作品群と違って、本作で語られるのは、

「知名度」、「金」、「ルッキズム」、「老い」、あとなんでしょね、「生理」とか。

グラビアつながりのコスプレものやアイドルもので避けられがちなこの辺の要素で、リアリティラインを押し上げている漫画。

『平成敗残兵すみれちゃん』4巻より(里見U/講談社)

『ハッピー・マニア』要素を混ぜた、と言っていいかもしれませんw

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すみれちゃん、ちょっとシゲカヨっぽいよね。

夢や希望の「キレイゴト」でドライブしている既存のアイドルもの・コスプレものに対する、ある種のアンチテーゼになってる作品。

なんですけど、雄星目線で語ると、アレですよね。

自分の個人的な好みも捨てて、ただただ

「売らんかな」「すみれちゃんに売れてほしい」

という雄星の実は献身的なプロデュース、根っこのところは一緒かなと思います。

『平成敗残兵すみれちゃん』4巻より(里見U/講談社)

その後、ヒロインが売上を横領、バレて借金300万円、アイドルを語る要素に更に「金銭問題」、「借金苦」、「AV堕ち」、「枕営業堕ち」が追加。

ヤニカス・酒クズ・パチンカスに横領までかますクズでヨゴレなヒロイン、一見、欲に流されて「AV堕ち」「枕営業堕ち」とどこまでも堕ちていきそうなすみれちゃんですけど、雄星の実はピュアな情熱が錨になって踏みとどまり続けてます。

売り上げ横領までかましといて「踏みとどまり続けてます」でいいのかw

作者によって何をやらかすかだいぶ危ういヒロインですけど、「雄星の期待を裏切れない」が作者の引いた線なのかな、どこか安心感が。横領はしたけどw

前述のとおり、「すしカルマ」登場巻。

『平成敗残兵すみれちゃん』4巻より(里見U/講談社)

コスプレしに行くファムファタのお供で夏コミに行った雄星は、サークルが並ぶ島中でエロ同人を売る、かつてのすみれちゃんのアイドルグループのメンバー、颯子(そうこ)を発見する。

颯子はすみれちゃんの2歳上の現在33歳、アイドル業引退後はエロ同人作家として糊口を凌いでいた。

スカウトしてくる雄星に対し、颯子は「若い陽キャからのお誘い」と舞い上がっていた。

雄星の背後にかつてのアイドルグループリーダー、豪快で鈍感で無神経なすみれちゃんがいるとも知らず…

颯子は内面描写面白かったですけど、バズった理由が刺さった当事者じゃない自分は置いときます。余計なこと書きそう。

展開として、すみれちゃんのかつてのアイドルグループ仲間が一人ずつ登場してくるの、ダメな『黒子のバスケ』というか、自己肯定感の低い「キセキの世代」みたいでなんか面白いなw いや別にダメじゃないんですけどw

『平成敗残兵すみれちゃん』4巻より(里見U/講談社)

いや、ダメだこれw

というのと、登場するアラサー美女たちがみんながみんな雄星を異性として意識し始めて、期せずして「未満恋愛ハーレム」みたいになってんなw

自分は紋紋入りのあゆみさんがお気に入りです。可愛い。

 

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