
ヤンジャンのギャグ枠を守って連載7年経過、昨年アニメ化も果たした1話8ページのギャグ漫画。

『スナックバス江』16巻より(フォビドゥン澁川/ 集英社)
北海道は札幌市は北24条、氣志團のボーカルみたいなルックスの婆さんママと金髪のチーママ・明美が営む、場末のスナックで繰り広げられるシニカルだけどあるあるな会話劇。
1巻から面白さが安定して高止まりしてる漫画で、ずっと愛読し続けていてすごく好きな作品。
なんですけど、感想が書きにくいw

『スナックバス江』16巻より(フォビドゥン澁川/ 集英社)
フフッてなる面白さなんですけど、「情緒を揺さぶってくる」タイプでもなし、単話エピソードが単行本一冊に20話分ぐらい入ってるので、あらすじで文字数を稼ぐこともできねえw
近年、漫画作品でも「メインヒロインがクズヒロイン」な作品が一部でブーム?ですけど、明美ちゃん、7年前の連載開始当初からクズで、でも人並みの常識や優しさもあってクズに徹することもできない、本音が出過ぎな中途半端なヒロイン。
その中途半端さが良いです。

『スナックバス江』16巻より(フォビドゥン澁川/ 集英社)
トーク相手でボケとツッコミ両方いけて、客が常識人なら自らはクズ発言中心に、客がクズなら常識人的なツッコミ中心に、という便利キャラ。
可愛い、萌えというより作品のカラー的に「いい女」と形容すべきなんかな。
「中身おっさん」系なわけでもない気がします。
自分は割りとたくさん漫画読んでますけど、連載現役の作品群の中でも五指に入るぐらい好きなヒロインで、明美ちゃんの出番が多くて可愛ければ作品自体許せちゃうみたいなとこあります。

『スナックバス江』16巻より(フォビドゥン澁川/ 集英社)
ダメ男と付き合ってきたり、自己肯定感がそんなに高くなかったりと、高嶺の花ではないんけど、ガードは硬い、みたいなの、なんかちょっと男心くすぐりますよね。
チヤホヤしたらなんとかなりそうなんだけど、店でチヤホヤしてもどうにもならなそう、でも試しにチヤホヤしてるうちに毎日通っちゃう、みたいな。
なんで羨ましいか考えたら、常連たちで賑わうスナックってこう、「大人のモラトリアム空間」なんですかね。

『スナックバス江』16巻より(フォビドゥン澁川/ 集英社)
それぞれ働いてるので「人生のモラトリアム期間」ではないんですけど、仕事終わりの一時的な「生活のモラトリアム時間」というか。
明美ちゃんや小雨ちゃんみたいな「口説けなさそうで絶対口説けないチーママ・ホステス」も、なんか無駄に青春日常ラブコメっぽいw
マジでどっかに明美ちゃんみたいなチーママがやってるスナックないですかね。
タツ兄枠で通いたいんですけど。

『スナックバス江』16巻より(フォビドゥン澁川/ 集英社)
いや…本当に通いたいか…?
aqm.hatenablog.jp