
『今日のあすかショー』のモリタイシの、コンドームを製造する会社の商品開発を舞台にした、コンドームの新製品開発担当の白衣の美女・結さん(26)と、彼女に惚れてしまった営業企画担当の気が小さくてお人好しの若手・砂上くん(24)のお仕事ラブコメ。医療漫画「ラジエーションハウス」と並行して連載。

『あそこではたらくムスブさん』7巻より(モリタイシ/小学館)
コンドームを作る会社が舞台ですけど、「協力:相模ゴム工業株式会社」が正々堂々クレジットされているだけあって、下ネタ・エロネタ・茶化しがほとんどなしのピュアで奥ゆかしい恋愛コメディ。
砂上くんは奥手、結さんは箱入り娘で、社会人の恋愛ものですけど、2人とも自分の気持ちより相手の気持ちを思いやって動きが取れない、小学生の恋愛もののようにピュアっピュア。

『あそこではたらくムスブさん』7巻より(モリタイシ/小学館)
巡り合わせで二人で出張・巡り合わせでビジネスホテルの部屋で二人、という中高生ラブコメの文化祭や修学旅行のような、社会人ラブコメの定番展開で、ようやく告白、お付き合いスタート。
前巻から晴れてお付き合い編スタート、相変わらずピュアに、大正浪漫の見合いカップルのように奥ゆかしくシャイでピュアな二人の、微笑ましい様子。
前巻もゆっっっっっくりとした描写で、社内恋愛の日常の様子、自社製品のコンドームのPR大使のグラビアアイドルとの対談、そして熱海に海水浴&温泉宿で初めてのお泊まりデート。

『あそこではたらくムスブさん』7巻より(モリタイシ/小学館)
今巻で完結。
『今日のあすかショー』のイメージもあって、フェティッシュでエッチな作風の漫画家というイメージがありましたけど、よく考えたらこの人が描く「ベッドシーン」、今巻で初めて読んだな。
内容は、初めてのお泊まりデートの温泉宿で二人が「初夜」を迎えるのをじっくりと、ただそれだけです。
若いけど成人で独身な社会人同士、初彼女&初彼氏同士、童貞&処女同士。
エロいとかエロくないというより、なんかセックスしてるのに奥ゆかしいというか、セックスしているのに「プラトニックな感じ」というかw

『あそこではたらくムスブさん』7巻より(モリタイシ/小学館)
「フェティッシュでエッチな作風の漫画家」のイメージに反して、「18禁のエロ本」ではない、とても真面目に描かれたベッドシーン。
「感無量」とか「万感の思い」とか、そういう大仰なアレではなくて、世の中にありふれている「初めての夜」、好きな人と初めて一緒に過ごす夜、エロいとかよりも「嬉しかったな」とか「幸せだったな」とか、そういう感情を丁寧に。

『あそこではたらくムスブさん』7巻より(モリタイシ/小学館)
「似たような失敗、自分もしたな〜」とかw
というか、テーマがテーマとはいえ、ラブコメの終盤でこんだけがっつりセックス描いてる漫画、青年漫画でもちょっと珍しいですよねw
最終巻の今巻、ほぼ「事前」と「最中」と「事後」しか(要するにベッドシーンしか)描かれてないので、はてなブログの規約に引っかからずに引用できるコマが少ねえ少ねえw
「最中」はぜひ単行本で確かめてみてください。

『あそこではたらくムスブさん』7巻より(モリタイシ/小学館)
今巻最終巻に限っていえば、もう本当、
「好きな人と初めてセックスして嬉しい、幸せ」
にだけスポットを当てた、世にも珍しい「心が洗われるようなセックスシーン」が描かれた、変な漫画でした。
二毛作の連載お疲れ様でした。
『ラジエーションハウス』の方、引き続き楽しみにさせていただきます。
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