
実在の競走馬を美少女擬人化した育成ソシャゲ『ウマ娘』の派生コミカライズ、「プリティダービー」がつかない『ウマ娘』。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』18巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)
日本の競馬史に残る名馬・オグリキャップの現役時代をモチーフにしたスピンオフ。
1〜2巻で地方レース(カサマツ)編が終わり、3巻から中央に移籍。
ウマ娘世界観でいう「中央トレセン学園」に編入し、並み居る名バ達と本格的にシノギを削る展開に。
モチーフとなった史実が日本競馬史上最大級のシンデレラストーリーにして、トウカイテイオーと並ぶ日本競馬史上最大級の復活劇というドラマで、かつ現役時代を通じて魅力的なライバルにも恵まれていた馬のお話なので、更にifを加えた作話の骨組みの時点で優勝です。ありがとうございました。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』18巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)
タマモクロスが去ったターフで新たなライバルたちとの激闘、題して「第三章 永世三強」編を経て、前巻から新章にしておそらく最終章、題して「第四章 芦毛の怪物篇」。
史実になぞらえれば残り5戦、残り1年、ラストイヤー。
遅くても2026年、早ければ2025年には完結してしまうんではないかな。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』18巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)
モデルとなったサラブレッドの現役引退、死去に続いて、オグリキャップとの三度目のお別れの時間が刻々と近づいています。
北原がようやく再登場、オグリと相思相愛で念願の再タッグ。
ラストイヤー、第1戦はマイル戦G1、ヤエノムテキやバンブーメモリーなどの名うての名マイラーたちがてぐすね引いて待ち構える安田記念。
平たくネタバレすると今巻の冒頭で安田記念を勝利しますが、更に身も蓋もなくネタバレするとここから3連敗する「曇らせ展開」に入ります。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』18巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)
安田記念ゴールの瞬間、「まるで魔法が解けたような」違和感を覚えたオグリキャップ。
オグリ自身もレース後も正体をつかめない違和感の瞬間、追い込んで2着に入ったヤエノムテキだけが「それ」を見ていた…
「ウマ娘」の人気キャラ、メジロマックイーンはじめとするメジロ軍団や樫本トレーナーが登場するファンサービスがありつつも、

『ウマ娘 シンデレラグレイ』18巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)
明らかにキナ臭く残酷に加熱していく「オグリフィーバーの光と影」と併せるように、
「オグリキャップが安田記念ゴールの瞬間に覚えた違和感」
に関する、奥歯に物が挟まったようなモヤモヤする描写が続きます。
曇らせ期に入ることは知ってはいつつも、
「『シングレ』のオグリに一体何が起こったのか」
気になったまま、ラストイヤー第2戦、宝塚記念に続く。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』18巻より(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介/Cygames/集英社)
なんなの!? バナナが犯人なの!?
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