#AQM

あ、今日読んだ漫画

#乙女怪獣キャラメリゼ 1〜2巻 評論(ネタバレ注意)

少女漫画誌・月刊プリンセス(秋田書店)出身の作者が少年誌のコミックアライブで連載中の怪作ラブコメ。

感情が高ぶると体の一部が人外に変化(手が獣化、背びれ・尻尾が生える等)する体質のせいで、他人と関わりを持てず根暗でぼっち気味な女の子が、ひょんなことから学校のアイドル男子と接点が出来てしまい、距離が近づき、胸が高鳴り、ガオー!と巨大怪獣に変身してしまう話。

なんやこの「君に届け」と「すんどめ!!ミルキーウェイ」を足して2で割ったような説明。

編集から少女漫画全開にゴーサインが出てるらしく画と演出はそっち寄り。
一見奇抜な設定と勢いで2冊押し切って、今んとこ出オチっちゃ出オチ。人間関係の機微に重点を置く少女漫画としてはだいぶ大味だけど、2巻のラストでああなって舞台が整って幅が出せるようになって、ラブコメとしてはむしろ次巻からが本領発揮かもしれない。

「怪獣に変身」をネガティブ要素としてだけでなく、ヒロインも読者も「変身できてよかった」とたまには思うような楽しいラブコメになるといいですね。

作者か編集かデザイナーか、誰のお手柄か知らんけど、タイトル、ロゴ、2巻の表紙、と昭和の特撮っぽくてセンスいいよねw

 

(選書参考)

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tomta.hatenablog.com