#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

#ハイパーインフレーション 6巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

架空の帝国・ヴィクトリア帝国でマスケット銃や帆船、紙幣などが用いられる程度に中世から近代に移行しつつある世界。 ヴィクトリア帝国の辺境の植民地、帝国に迫害されながら暮らす少数民族・ガブール人。 奴隷商人・グレシャムの暗躍により、ガブール人の…

#後ハッピーマニア 4巻 評論(ネタバレ注意)

いろいろあってタカハシと結婚したシゲカヨ。約20年後、タカハシから離婚を切り出されるシーンから物語は始まる。 『後ハッピーマニア』4巻より(安野モヨコ/祥伝社) クッソワロタ。 駆け込む先は相変わらずフクちゃん家だった。駆け込みすぎてフクちゃん…

#ワンナイト・モーニング 9巻 評論(ネタバレ注意)

「一緒に一夜を過ごした男女が」「一緒に朝ごはんを食べる」「短編」を描きなさい。 というお題に則って描かれたようなオムニバス恋愛短編連作の第9集。 『ワンナイト・モーニング』9巻より(奥山ケニチ/少年画報社) 小料理居酒屋のカウンターで最後の茶碗…

#神さまがまちガえる 3巻 評論(ネタバレ注意)

百合漫画『やがて君になる』の作者の現作。 ほぼ現代の日本。世界は少し、おかしくなった。 異常気象ならぬ、異常現象・超常現象が断続的に起こるように。 『神さまがまちガえる』3巻より(仲谷鳰/KADOKAWA) 「周期性例外事象」、通称「バグ」。 ある時は1…

#とんがり帽子のアトリエ 12巻 評論(ネタバレ注意)

一部の魔法を「禁止魔法」として制約したファンタジー中世世界の、魔法使い見習い少女たちの修行と冒険、ダークな雰囲気ただよう超正統派ファンタジー。 『とんがり帽子のアトリエ』12巻より(白浜鴎/講談社) イレギュラーに魔法使い見習いになったヒロイ…

漫画におけるサプレッサー銃の銃声表現サンプル

漫画だとサイレンサー付きの銃の発射音には「ボシュッボシュッ」という擬音が使われることが多い アニメでも「ボシュッボシュッ」「バスッバスッ」とでも表せるようなSEが付けられる 多分、爆発してガスになった火薬の噴出音なんだろう しかし、Youtubeで"su…

#ヴィンランド・サガ 27巻 評論(ネタバレ注意)

面白い漫画読みたきゃこれ読んどけば鉄板、11世紀前半の北海・ノルウェー海を舞台にした時代漫画。まだ人権とかない時代の話なので戦争・海賊・虐殺・略奪・奴隷などが苦手な人は回れ右。 狂戦士だった若い頃から解脱して不戦・無剣・非暴力って「バガボンド…

#望郷太郎 9巻 評論(ネタバレ注意)

「デカスロン」「へうげもの」の作者の現作。 突如地球を襲った大寒波に際し、財閥系商社・舞鶴グループの創業家7代目、舞鶴通商のイラク支社長・舞鶴太郎は、駐在するバスラで極秘に開発させていた冷凍睡眠シェルターに妻と息子を伴って避難。1〜2ヶ月の冷…

#天国大魔境 9巻 評論(ネタバレ注意)

石黒正数のストーリーもの、ポストアポカリプス、AKIRAっぽくもあり、寄生獣っぽくもあり。シリアスでハードでミステリーでグロテスク。 『天国大魔境』9巻より(石黒正数/講談社) 2本立てでストーリーが進展してて、 ①学園パート「学園」と呼ばれる高度に…

#対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~ 6巻 評論(ネタバレ注意)

全寮制のお嬢様学園の高等部に入学してしまった、お嬢様の皮を被った2人の格闘ゲームオタクが出会ってしまったガール・ミーツ・ガール。 「お嬢様×格ゲー」ということで、『ゲーミングお嬢様』との類似やパクりパクられ疑惑などもありつつも、作者同士が仲良…

#ヴァンピアーズ 9巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

14歳の少女・一花は祖母の葬式で出会った同じ年頃の金髪のとても美しい少女・アリアに一目で心を奪われる。 アリアは不思議な眼の力で周囲の人間の疑問を霧散させて屋敷に居着き、一花と共に探し物をし、また一花の首筋から血を吸った。 『ヴァンピアーズ』9…

#ウマ娘 シンデレラグレイ 11巻 評論(ネタバレ注意)

この表紙のクリーク、すごく美しくてすごく可愛いな。 実在の競走馬を美少女擬人化した育成ソシャゲ『ウマ娘』の派生コミカライズ。 日本の競馬史に残る名馬・オグリキャップの現役時代をモチーフにしたスピンオフ。 1〜2巻で地方レース(カサマツ)編が終わ…

#機動戦士ガンダム ラストホライズン 2巻 評論(ネタバレ注意)

『ガンダム』のスピンオフ・コミカライズですが、「ガンダムエース」のKADOKAWAではなく、集英社のヤンジャンコミックス、連載はグランドジャンプなのかな? 0079、一年戦争後期。 ホワイトベース隊の活躍によりジオン軍が指揮官のガルマ・ザビを喪った直後…

#夢の途中 #セーラー服と機関銃 #カバー聴き比べ 12選(音量注意)

「セーラー服と機関銃」(セーラーふくときかんじゅう)は、来生えつこ作詞、来生たかお作曲による楽曲。薬師丸ひろ子のデビュー曲で、薬師丸主演の同名映画主題歌。異名同曲として「夢の途中」(ゆめのとちゅう)が存在する。 薬師丸のシングル「セーラー服…

#きらぼしお嬢様の求婚 2巻 評論(ネタバレ注意)

前作『男子高校生を養いたいお姉さんの話』が好評で、 aqm.hatenablog.jp 一話4ページのショートショートながら13巻も続いた作者の新作。 『きらぼしお嬢様の求婚』2巻より(英貴/講談社) 高校入学したばかり、スクールカーストの底辺を自認する少年・沼本…

#トニカクカワイイ 24巻 評論(ネタバレ注意)

基本は理系天才フリーター・ナサくんと、謎多きクール美少女・司(つかさ)さんの、なんか可愛い男の子と女の子の新婚生活ラブコメ。 SFファンタジーな「かぐや姫」伝承にまつわり不老不死であることを匂わせつつ隠してきた日常ラブコメの、隠してきたその謎…

#よふかしのうた 16巻 評論(ネタバレ注意)

少年・夜守コウ(14)はふとしたきっかけで「上手くやれていた中学生活」が嫌になり不登校に。ある夜、夜の散歩で街を放浪していると「夜と不眠」に一家言持つ謎の美少女・ナズナに声をかけられ、血を吸われる。彼女は吸血鬼だった。 『よふかしのうた』16巻よ…

#図書館の大魔術師 7巻 評論(ネタバレ注意)

大戦を止め災厄を退けた7人の大魔術師のうちの1人が「過ちを繰り返さぬよう」と大陸の中心に図書館を建立した、中世ファンタジー世界。 それから100年近くの後。村の貧民窟で暮らし、エルフのような容貌で「耳長」と蔑まれ、本が大好きなのに村の図書館の利…

牛肉コロッケを3つ買った夜

「礼は要りません、仕事ですから」 とは、『シン・ゴジラ』に登場した自衛隊の統合幕僚長(演:國村隼)のセリフ。 かっこいいシーン、かっこいいセリフだったけど、國村隼に影響されるまでもなく、仕事で 「お疲れ様でした」 「ご苦労様でした」 と労い、ま…

#わざと見せてる? 加茂井さん。 9巻 評論(ネタバレ注意)

実録ガチ系の下ネタ・風俗ネタ・ドMネタ、お下劣でやたら面白い怪作 、「エムさん。」の作者。無駄に女の子が可愛く「ヒロイン立ててストーリーもの描いてくんないかな」と思ってたら、カースト「下の中」の漫画オタクの男子中学生と、カースト上位でスカー…

#アルスラーン戦記 19巻 評論(ネタバレ注意)

表紙はこれ誰だろう?と思ったらサームでした。ご親切に、今巻冒頭から出番が多いw 田中芳樹の高名なファンタジー戦記を荒川弘がコミカライズという鉄板漫画。 『アルスラーン戦記』19巻より(荒川弘/田中芳樹/講談社) 原作でいうと第一部の終盤、原作全…

FSS (NT2023年7月号 第18巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。 「第6話 時の詩女 アクト5-2 終わりの始まり Both3069」。 扉絵コミで13ページ。 他の号はこちらから。 aqm.hatenablog.jp (扉絵) (本編) (所感) ナイアス 泉興京巴 デコース アイシャ ヨーン・バインツェル フ…

#ふらいんぐうぃっち 12巻 評論(ネタバレ注意)

マナが豊かな東北・青森は弘前の親戚の家に修行のためにホームステイしている女子高生魔女・真琴をヒロインに置いた、綺麗な絵、牧歌的な風景、コメディタッチながらのんびり穏やかな、人間社会に内緒で暮らす魔女たちの可愛らしくちょっと不思議な日常もの…

#あかね噺 6巻 評論(ネタバレ注意)

浅草の阿良川一門の落語家(二ツ目)阿良川志ん太の娘、小学生・朱音(あかね)は父親の落語を誇りに思い憧れていた。 朱音も応援する父親の真打昇進試験、しかしその顛末は予想だにしないものだった。 内密かつ非公認に、父に倣って一門ナンバー2の落語家・…

#ワールドトリガー 26巻 評論(ネタバレ注意)

三門市に突然開いた異世界からの門。現れた異形の怪獣「近界民」が付近を蹂躙するも、界境防衛機関「ボーダー」を名乗る組織の少年少女たちがこれを撃退。街は近界民の脅威にさらされつつ、ボーダーの能力と信頼によって平和が保たれる奇妙な環境となった。 …

#まほろば小町ハルヒノさん 1巻 評論(ネタバレ注意)

「ケモナー」という言葉があります。 「ケモノ的な要素を持つキャラ属性の愛好家」を指す言葉かと思うんですが、ネットの用例では「ケモノ的な要素を持つキャラ」そのものを指す例も見られます。 混同を避けたいのでググりました。 dic.pixiv.net dic.pixiv.…

#MFゴースト 17巻 評論(ネタバレ注意)

『MFゴースト』は『頭文字D』と同じ世界観、あっちが基本的に90年代を舞台にした作品であるのに対し、こっちは202X年が舞台の続編という位置づけです。大体20〜30年後?という感じ。前作の登場人物たちがおじさんになって脇役で大量に登場。 前作主人公の藤…

#悪役令嬢転生おじさん 5巻 評論(ネタバレ注意)

異世界転生ものや悪役令嬢ものは何しろ数が多く全部読んでたらキリがないので、よっぽどのことがない限り読んでないんですが、1巻がなんかよっっっっぽど話題になってたので手に取った作品。 乙女ゲーやってる娘ともリビングでオタク談義を交わす程度にオタ…

#勇気あるものより散れ 4巻 評論(ネタバレ注意)

『ガンスリンガー・ガール』『1518!』の相田裕の現作。 『ガンスリ』がとても残酷な設定でしたが『1518!』では一転して穏当な設定による青春もの展開で、「真人間になったのか」と思いきや、本作では再び残酷で重たい設定に。 『勇気あるものより散れ』4巻…

#ウィッチウォッチ 11巻 評論(ネタバレ注意)

『SKET DANCE』『彼方のアストラ』の作者の現作。 乙木守仁は、超人的な身体能力を持つ鬼の末裔であることを隠して普通に暮らしていた。 守仁の高校入学を控えた春休み、長期出張で海外へ出発する父と入れ替わりに、魔女の聖地に修行に出ていた幼馴染のニコ…