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I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#夢の途中 #セーラー服と機関銃 #カバー聴き比べ 12選(音量注意)

「セーラー服と機関銃」(セーラーふくときかんじゅう)は、来生えつこ作詞、来生たかお作曲による楽曲。薬師丸ひろ子のデビュー曲で、薬師丸主演の同名映画主題歌。異名同曲として「夢の途中」(ゆめのとちゅう)が存在する。

薬師丸のシングル「セーラー服と機関銃」は1981年11月21日にキティ・レコードから発売された。異名同曲で競作曲でもある来生たかおの11枚目のシングル「夢の途中-セーラー服と機関銃」は 1981年11月10日にキティ・レコードから発売された。 

(中略)

映画『セーラー服と機関銃』の主題歌は、もともとキティ・レコードに属する作曲者の来生たかおが歌う「夢の途中」に決まっていて、レコーディングまで行われていた。当時、デビュー5年目の来生は作曲家としては認知されつつあったが歌手としてはいまだ無名、やっと「Goodbye Day」がドラマ主題歌となり注目を集め始めていた頃だった。しかし、監督の相米慎二が「薬師丸ひろ子に歌わせる」と、キティ・フィルム代表、キティ・レコード社長の多賀英典に言いだし、来生は楽曲のみ残して歌手としては下ろされることになった。この件で、たかおの姉でもある作詞者の来生えつこが激怒し、あわやキティ・レコードからCBSソニーへ移籍寸前までいった。それを引き止めるため、多賀が「両方ともヒットさせる」と宣言し説得した。

1981年10月の映画の試写会まで、薬師丸の所属事務所(角川春樹事務所)の社長角川春樹は、薬師丸が映画主題歌を歌っていることを知らなかった。試写会後に唯一つけた注文は、曲のタイトルを「夢の途中」から「セーラー服と機関銃」に変更することだった。

結局、来生の「夢の途中」と薬師丸の「セーラー服と機関銃」は、ほぼ同時期にリリースされ、最終的にともにロングヒットした。両シングルを合わせた累計売上(出荷)は200万枚に達した(オリコン集計では約120万枚)。キティ・レコードにとって、無名の来生と歌手としては新人の薬師丸のレコードを同時期にリリースするのはリスクがあっただろうと想像すると同時に、薬師丸のおかげでヒットした自分は幸運だったと来生は思っている。 

(2023年6月18日のWikipediaより抜粋・引用)

『セーラー服と機関銃』というタイトル自体は、もともと赤川次郎の青春小説のタイトルながら、映画や主題歌のタイトルにそのまま採用された。

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

原作小説は1978年の発表で、1983年の中森明夫の「おたく」の発見よりも古く、80年代にオタクが「兵器(メカ)と美少女(エロ)」に注目するより先に赤川次郎が手をつけていた。

オタク文化が「そう」なったことに与えた影響や、秋元康と並んで「セーラー服」という属性に対するフェチズムのオープン化に与えた影響も、良かれ悪しかれ大きかっただろうな、と思う。

意外なことに実はアニメ化されてないっぽい?

『時をかける少女』や『僕らの七日間戦争』みたいに、そのうち団塊ジュニア懐かし青春グラフィティもの的に、アニメ映画化されたりするんでしょう。

 

楽曲自体は曲・詞ともに優れたバラードで、名うての名シンガーたちがカバーしている。

冷静に考えると、稀代の名曲に電波ソングみたいなタイトルつけよんな。

カバーするにあたって「どっちのタイトルを選ぶか」も、ちょっと興味深いねw

 

夢の途中

夢の途中

  • 来生たかお
  • 歌謡曲
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

オリジナル。編曲・伴奏アレンジが80年代っぽくて良い。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

前述のWikipediaのとおり、映画製作側から失礼な扱いを受けたようだけど、人間万事塞翁が馬というか、最終的には来生たかお版もヒットし、本人も納得しているようでなによりだと思う。

自分はこの曲が好きでカラオケでもよく歌ってたけど、若い頃は『セーラー服と機関銃』というタイトルが何か少し恥ずかしくて『夢の途中(来生たかお)』を選曲して歌っていたせいで、失礼ながら個人的には来生たかおと言えば「ミスター夢の途中」というイメージだが、歌謡界屈指のメロディメーカーで他の歌手に提供した名曲多数。

 

セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

  • 橋本環奈
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

2016年の再映画化に伴う、主演を務めた橋本環奈による歌唱。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

もともとアイドルグループ出身なので外形として「女優が歌ってみました」とはちょっと違って半分本業というか。歌が上手いというより「ピュア&透明感」という求められるイメージをきっちり再現するプロの仕事、という感じ。

橋本環奈の主演映画、どうやらリメイクじゃなくて原作の続編らしいですねというか、原作小説に続編出てたんですね、というのをこの記事の下調べで初めて知りました。

アマプラで何百円か払えばレンタル視聴できるらしいので、観てみようかな。

amzn.to

 

夢の途中

夢の途中

  • 谷村新司
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

大御所・谷村新司による、たぶん2017年のカバー?

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

歌上手いくせに橋本環奈より強めのエフェクト入れとるw

Bメロからサビにかけて、谷村ワールドというよりエフェクトのせいで夜11時ぐらいにつけっぱなしのTVから流れる「いいちこ」のCMっぽさがあって、初めて聴いたのに何か懐かしく、どこかに帰りたくなってしみじみと良い。

 

セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

  • 柊かがみ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

古の人気アニメ『らきすた』の人気キャラ、柊かがみ名義のカバー。

iMusicサブスク入りしてないのでフルを聴くにはiTunesで購入要。

もちろん声優さんはもっと歌が上手いけど、

「放課後にカラオケボックスに寄った女子高生が歌う」

というコンセプトで、相応に素人っぽい歌唱に。

素人っぽさの再現を含めて声優ってすげえなというか、

「声も高音も出てないけど一生懸命リズムと音程を拾って歌ってて可愛い」

の再現、なんか合コンっぽいなw

 

夢の途中

夢の途中

  • 吉井和哉
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

イエモンの吉井和哉によるカバー。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

壮大なロックンロールサウンドをバックに、歌唱にドラマ性というか無常な悲劇性を背負ったボーカルで、もうすぐ誰かチンピラに刺されて死にそう感があって、原作小説に一番イメージがマッチしている気がする。

 

セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

  • 德永英明
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

人間透明感エフェクト、徳永英明によるカバー。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

ただの弾き語りでも勝手に透明感エフェクトがかかってしまう、吉井和哉とはまた違うドラマ性・悲劇性のこもった歌声というか、「レクイエム・シンガー」というか、「もうすぐ誰か死にそう」な吉井和哉に対して、「3年ぐらい前に誰か死んだ」徳永英明、という感じ。

収録されてるカバーアルバムのチョイスがガチすぎてちょっとズルいぞw

 

 

夢の途中

夢の途中

  • 布施 明
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

シクラメンのかほりがする名シンガー、布施明によるカバー。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

歌、うめ〜。

一緒にスナック行ってずっと歌って欲しい。それじゃあただのディナーショーだよ。

こちらも徳永英明と同じくカバーアルバムに収録、徳永英明と同じく、選曲のガチ度が大人げないw あんたたち『LOVE LOVE LOVE』と『PRIDE』好きね。

 

夢の途中

夢の途中

  • 石井 竜也
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

元・米米CLUBのカールスモーキー石井こと、石井竜也のカバー。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

ソロではねっとりしたやりすぎ寸前にロマンティックでドラマティックな歌唱が特徴で「ロマン派」と呼びたくなる感じだけど、この曲は収録のカバーアルバムのコンセプトなのか、より昭和歌謡チックな歌唱に。

情報量が多いというかくねくねと技巧的というのか、聴いてると「常にめっちゃフェイント入れながらドリブルするサッカー選手」が思い浮かぶ。たまに「早よシュート撃て」とも思う。

 

夢の途中

夢の途中

  • 稲垣潤一 & 沢田知可子
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

稲垣潤一が高名な女性シンガーを取っ替え引っ替えしながらデュエットする、よくわからないカバーアルバムに収録。

いいなー、俺も森高とデュエットしたい。

また『PRIDE』歌っとる。

iMusicサブスク入りしてないのでフルを聴くにはiTunesで購入要。

自分の世代の、熱心な稲垣潤一ファンではない人間が稲垣潤一の歌声を聴くと、自動的に「クリスマスキャロルが流れてきそうだな」と思ってしまうのは、稲垣潤一本人にとって良いことなのか、悪いことなのか。

なにげに『雨』の、森高とのサビのハモリも稲垣のソロ歌唱も、とても美しい。

いいな、稲垣潤一。

 

セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

  • UA
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

UAの2010年のアルバム『KABA』に収録。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

シンプルなアレンジに力強いすっぴん声、めっちゃかっこいいなコレ! コレは買おう!

と思ったらサブスクで聴けた。

金払わせろ。

UAみたいな歌い方ができる人に、生まれてきたい人生だった。

 

夢の途中

夢の途中

  • 高橋真梨子
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

高橋真梨子によるカバー。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

イントロの間はそうでもないのに、高橋が歌い出した瞬間に周りの空間を朝でも昼でも一瞬にして「夜」にしてしまう、気だるく物憂い夜の女王、という感じ。

数十年後の星泉が若い頃を回想しながら歌ってる感じですねw

収録のカバーアルバムの選曲が、また良いね。今夜はこれを聴きながら過ごそう。

 

セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

  • 薬師丸ひろ子
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

もう一つのオリジナル、薬師丸ひろ子バージョン。

iMusicサブスクでフルバージョンが聴ける。

音程もリズムも外さない、堅実で伸びやかながら朴訥な歌唱。ちょっと声優の島本須美さんの歌唱とイメージダブりますね。

80年代アイドルというよりは70年代アイドルの延長線上というか、「薬師丸ゾーン」とでも呼ぶべき、郷愁を誘う独特の魅力。

別に当時、映画館に見に行ったわけでもないんだけど、TVでかかりまくってたこともあって、イントロ聴いただけでなんか泣きそう。

そもそも自分、『水の星へ愛をこめて』と言い、80年代の「♪チャンチャンチャチャンチャン」系のイントロに弱い気がする。

 

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